No.12506
●化学賞ではペロブスカイトが世界の注目を集める
前述のように、これまでに日本人が受賞したノーベル賞のうち、受賞者数が2番目に多いのが化学賞だが、同分野で本命の一角として世界の注目を集め続けているのが、17年に「ペロブスカイト材料の発見と応用」でクラリベイト引用栄誉賞を受賞した宮坂力氏だ。
宮坂氏はペロブスカイト材料を、世界で最初に太陽電池に応用した人物だが、株式市場でも度々話題に上るこのペロブスカイト太陽電池は、従来のシリコン型では設置が難しかったビルの壁面や耐荷重の小さい屋根、更には窓ガラスなどへの設置を可能にする次世代型太陽電池。高市早苗政権が掲げる戦略17分野の資源・エネルギー安全保障とGX(グリーントランスフォーメーション)の重要技術としても位置づけられており、いわばGX国策戦略の目玉として社会実装が急ピッチで進められている。関連銘柄としては、主原料であるヨウ素で世界有数の供給企業である伊勢化学工業 <4107.T> [東証S]、K&Oエナジーグループ <1663.T> [東証P]をはじめ、フィルム型ペロブスカイトの量産化でトップを走る積水化学工業 <4204.T> [東証P]などに注目したい。
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