新興市場展望:値動き追う物色も

5/11 8:03 配信

ウエルスアドバイザー

 ゴールデンウイーク明けの新興市場は堅調な動きとなっている。連休中の外部環境も追い風に東京市場が出直りの動きとなっており、それに連動した展開。期待された出遅れ意識の買いは入っていない。決算シーズン本格化による警戒感から、売買代金が低迷している。

 東証グロース市場250指数は650ポイント近辺での安値圏もみ合いが継続。5日移動平均線が上向いて、目先的には底練りから脱出するような動きだが、売買代金が縮小しており、買いが増加しているというよりは、売りが尽きてきたことによる自然浮上といった状況。日経平均株価などに比べてグロース市場は弱い動きを続けている。

 一方、個別ベースではAI(人工知能)関連でテーマ性を評価した買いが入る銘柄が点在しており、売れるネット広告社 <9235> やモンスターラボホールディングス(モンスターL) <5255> など、値動きを追った物色も目立ってきている。

<アストロスケール承認で宇宙関連に注目>

 IPO(新規上場)はゴールデンウイーク休み中だが、13日から学びエイド<184A>(グロース)(情報通信)のブックビルディングが始まる。4月以降のIPOは散々だが、このほど大注目の宇宙ベンチャーであるアストロスケールホールディングス<186A>(グロース)(サービス)の上場が承認され、これから注目度が高まっていくことが期待される。地合いに連動して弱い動きとなっているispace <9348> 、QPS研究所 <5595> への刺激材料になる可能性もある。(小泉健太)

提供:ウエルスアドバイザー社

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最終更新:5/11(土) 8:03

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