<崩落脱出も安値圏で停滞>
東証グロース市場250指数は650ポイント近辺でもみ合いを続けている。新年度の暴落相場は一巡したものの、下値買いが先行するわけでもなく、安値圏での停滞が続いている。出遅れ感が強いものの積極的な買いが入りにくい状況は変わらず。決算シーズンは本格化してきているが、新興市場への関心は高まっていない。
グロース250は安値圏で小動きを続けており、主力級銘柄の動きも鈍くなっている。カバー <5253> やウェルスナビ <7342> 、フリー <4478> といった主力銘柄の動きが悪いままで、強烈な売りの嵐自体は後退したものの、買いが先行するほどではなく、様子見商状が継続している。市場の売買代金も低迷している。
<AI関連などターゲット>
大型連休明け、外部環境の状況次第では投資マインドが大きく改善してスタートする可能性があり、そうなると出遅れ感が顕著なグロース株への投資妙味が意識される可能性がある。代表的なテーマとなったAI(人工知能)関連やSaaS(サービスとしてのソフトウエア)関連などが物色対象となる可能性がある。(小泉健太)
提供:ウエルスアドバイザー社
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最終更新:5/2(木) 17:06
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