石油大手のコスモエネルギーホールディングス <5021> が急伸し、上場来高値を連日で更新した。大和証券が投資判断を引き上げている。
同社は24年3月期の年間配当300円(前期は150円)への増配を予定しており、利回りが14日終値ベースで4.3%と高かった。23年12月には、産業ガスの岩谷産業 <8088> が、旧村上ファンドのシティインデックスイレブンスから株式を取得する形で筆頭株主に浮上している。
大和証は14日付で、コスモエネHのレーティングを5段階中3位の「3」から2位の「2」に格上げした。目標株価は従来3660円から8820円に変更。総還元性向の目安を60%以上(在庫影響除く純利益比、中期計画の3カ年累計)としている同社について、理論配当利回りにおける株価の水準が同業の出光興産 <5019> などと比べて低く、評価余地があると判断した。
この日のコスモエネHの株価は前日比6.4%高の7415円まで上昇。前日の高値6996円を大きく上回り、初の7000円台に乗せている。
15日の終値は、前日比318円高の7285円。
提供:ウエルスアドバイザー社
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最終更新:3/15(金) 16:10
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