<米国株情報>ISS、ディズニー取締役に著名投資家ペルツ氏を推薦

3/22 9:46 配信

ウエルスアドバイザー

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娯楽・エンターテインメント大手ウォルトディズニー<DIS>の大株主となっているアクティビストファンドのトライアン・ファンド・マネジメントは21日、全世界の機関投資家に影響力を持つ米議決権行使助言サービス大手ISSがディズニーの株主に対し、4月3日に開催予定の株主総会で、トライアンを率いる著名投資家ネルソン・ペルツ氏ら2人を新しい取締役に選出するよう助言したことを明らかにした。

 現在、ペルツ氏は自身のほか、ディズニーの元CFO(最高財務責任者)兼上級副社長のジェイ・ラズロ氏の2人を取締役に指名するようディズニーの経営陣に要求している。しかし、ディズニーのボブ・アイガーCEO(最高経営責任者)は徹底抗戦の構えで、委任状争奪戦(プロキシーファイト)に発展する可能性が高まっている。

 こうした中、ディズニーは1月3日、ペルツ対策として、他の主要株主であるアクティビストファンドのバリューアクト・キャピタル・マネジメントから支援を得ることで合意している。これにより、バリューアクトは株主総会で予想されるペルツ氏とのプロキシーファイトでディズニーが推薦する取締役候補者を支持するだけでなく、経営戦略について、バリューアクトと協議、共同戦線を構築することにより、ペルツ氏の要求を拒否することが可能となる。

 ペルツ氏とディズニーの間でプロキシーファイトが始まれば、ペルツ氏は最近のディズニーの株価低迷やアイガーCEOの後継者の育成に関する説明責任の欠如を批判する可能性がある。

 もともと、アイガー氏は20年にCEOを退任後、22年に暫定CEOとして復帰し、後継CEOを模索していたが、難航。24年までの任期を26年まで2年間延長、25年初めまでに次期CEOを決めたい考えを示している。

 ペルツ氏はディズニーの恒久的な新CEOの模索が遅れていることや、最近の組織再編による事業縮小により、株主価値が損なわれているとして不満を表明している。ISSも今回の助言にあたり、アイガーCEOがこれまで何度も後継者を見つけることができなかったことについて、「ペルツ氏は重要な株主として、後継者プロセスに追加的な役割を果たす可能性がある」と、経営陣を批判している。

<関連銘柄>
 NASD投信 <1545> 、NYダウ投信 <1546> 、上場米国 <1547>
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最終更新:3/22(金) 9:46

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