話題株ピックアップ【昼刊】:ケイアイ不、王将フード、Gセキュリ

5/24 11:39 配信

株探ニュース

■ケイアイスター不動産 <3465>  3,410円  +195 円 (+6.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 ケイアイスター不動産<3465>が大幅反発している。23日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を40万株(発行済み株数の2.54%)、または10億円としており、取得期間は5月24日から7月30日まで。株主への利益還元を図るとともに、役員向け業績連動型株式報酬制度及び従業員向け株式給付信託制度に関連して交付する株式として活用することが目的としている。

■王将フードサービス <9936>  8,780円  +480 円 (+5.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 23日に発表した「1→3の株式分割を実施」が買い材料。9月30日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。
 23日に発表した「株主優待制度を拡充」が買い材料。株主優待制度を拡充。株式分割後も保有株数の条件は「100株以上」を維持する。新制度では保有株数に応じて年間2000~3万6000円分の優待券を贈呈する。

■Gセキュリ <4417>  5,270円  +260 円 (+5.2%)  11:30現在
 グローバルセキュリティエキスパート<4417>が大幅反発している。23日の取引終了後、未定としていた25年3月期の配当予想を期末一括41円71銭にすると発表。前期実績に比べて15円50銭の増配になることが好感されている。

■ライフネット生命保険 <7157>  1,443円  +70 円 (+5.1%)  11:30現在
 ライフネット生命保険<7157>が4日ぶりに反発している。23日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに拠点を置く投資ファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネージメントの保有割合が19.71%から20.74%に上昇したことが判明しており、需給的な思惑から買われているようだ。保有目的は純投資としている。なお、報告義務発生日は5月17日となっている。

■加賀電子 <8154>  6,130円  +180 円 (+3.0%)  11:30現在
 加賀電子<8154>が続伸している。23日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位を引き下げることで個人投資家にとってより投資しやすい環境を整えるとともに、株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図ることが目的としている。

■エレコム <6750>  1,536円  +32 円 (+2.1%)  11:30現在
 エレコム<6750>が3日続伸。23日の取引終了後、自社株TOBを実施すると発表した。TOB価格は1株1309円。買い付け予定数は588万7200株、買い付け期間は5月24日から6月20日まで。これを好感した買いが入っている。

■小林製薬 <4967>  5,758円  +119 円 (+2.1%)  11:30現在
 小林製薬<4967>が一時10%近く上昇した。米ブルームバーグ通信が23日の取引終了後、ヘッジファンド業界の会合であるソーン・香港インベストメント・リーダーズ・コンファレンスにおいて、参加者が言及した銘柄などに関する記事を配信した。このなかで、紅麹原料を含むサプリメントを使用した消費者の死亡事例が社会問題化した小林製薬について、香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントのセス・フィッシャー最高投資責任者(CIO)が注目し、低迷する株価に関し、取締役会のガバナンスと株主還元の向上、非上場化、ガバナンス改善に向けたオアシスとの協力という3つの選択肢を提示したと伝えている。記事を手掛かりとした買いが小林製薬に入り株価は動意づいたが、上昇一服後は利益確定売りに押されて伸び悩んだ。記事のなかで会合の参加者が注目銘柄に挙げたとして紹介されたトランス・コスモス<9715>やプロトコーポレーション<4298>は堅調に推移。大日本印刷<7912>は朝安後に下げ幅を縮小している。

■東京センチュリー <8439>  1,465.5円  +21 円 (+1.5%)  11:30現在
 東京センチュリー<8439>が4日ぶりに反発している。23日の取引終了後、関西電力<9503>と使用済みEV(電気自動車)電池を用いた蓄電池システムの実証試験を開始したと発表しており、好材料視されている。同実証は、23年1月に締結したEVリユース電池の活用に係る業務提携の一環として行うもの。実証により定置型蓄電池システムの運用、保守などのノウハウを蓄積するとともに、システムの拡張・商用化に向けた課題の抽出と解決策の検討を進めるとしている。

■GENDA <9166>  3,240円  +40 円 (+1.3%)  11:30現在
 GENDA<9166>が続伸している。23日の取引終了後、子会社ダイナモアミューズメントが、VAR LIVE JAPAN(東京都中央区)から、VR(仮想現実)ゲーム事業を6月1日付で譲り受けると発表しており、好材料視されている。VAR LIVE JAPANは、世界有数のVRゲーム開発企業である香港VAR LIVE Internationalの日本法人で、VRゲーム筐体の販売・レンタルやVRコンテンツの開発・販売を行っている。今回の事業譲受により、今後は両社のコンテンツ、知見とノウハウを共有し合うことで、日本発の新規コンテンツの企画開発やエンタメ・コンテンツにおける人的リソースの強化などを進めるとしている。

■三菱電機 <6503>  2,838円  +29 円 (+1.0%)  11:30現在
 三菱電機<6503>が底堅い。日本経済新聞電子版が24日早朝、「三菱電機とアイシンは電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)向けの電動化部品で新会社を設立する方針を固めた」と報じた。報道によると、三菱電が過半を出資し、アイシン<7259>が残りを握る形となり、インバーターなど電動化に必要な部品を開発・製造するという。三菱電は24日の取引開始前に、報道に関し「協議を行っていることは事実」とのコメントを開示。アイシンもコメントを公表し、新会社設立について協議を進めているとしたうえで、公表の準備が整い次第、速やかに公表する方針を示した。三菱電に対しては、成長分野への経営資源の投入と、自動車関連事業でのアイシンとの相乗効果を見込んだ買いが入ったようだ。

■東宝 <9602>  4,858円  +16 円 (+0.3%)  11:30現在
 東宝<9602>が反発している。23日の取引終了後、アニメスタジオであるサイエンスSARU(東京都武蔵野市)の全株式を6月19日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視されている。サイエンスSARUは米国ゴールデングローブ賞最優秀長編アニメーション映画賞にノミネートされた22年公開の「犬王」や、20年のテレビシリーズ「映像研には手を出すな!」などの制作で知られるアニメスタジオ。サイエンスSARUを子会社化することで、質の高いアニメーションの制作能力を強化し、グループのアニメ事業の成長スピードを加速させることが期待できるとしている。なお、同件が25年2月期業績に与える影響は軽微としている。

■久光製薬 <4530>  3,710円  +1 円 (+0.0%)  11:30現在
 久光製薬<4530>は堅調。23日の取引終了後、240万株(自己株式を除く発行済み株数の3.17%)を上限に、24日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。これが好感されている。買い付け価格は23日終値の3709円。なお、東証の自己株式立会外買付取引情報によると、久光薬は240万株の買い付けをこの日予定通り実施した。

■富士電機 <6504>  8,925円  -999 円 (-10.1%)  11:30現在  東証プライム 下落率2位
 富士電機<6504>が急落した。23日の取引終了後、新たな中期経営計画を公表した。最終年度の27年3月期に売上高1兆2500億円(24年3月期実績は1兆1032億円)、営業利益は1400億円(同1061億円)に伸ばす目標を掲げた。半導体部門において27年3月期売上高は2800億円(同2280億円)、営業利益は445億円(同362億円)としたが、市場の期待に対して物足りなさが意識され、売り圧力が強まったようだ。

■浜松ホトニクス <6965>  4,742円  -213 円 (-4.3%)  11:30現在  東証プライム 下落率8位
 浜松ホトニクス<6965>は下値模索の展開。同社は今月9日、24年9月期連結業績予想について売上高を2243億円から2111億円(前期比4.7%減)へ、営業利益を484億円から375億円(同33.8%減)へ下方修正すると発表した。市場環境や直近の業績動向などを踏まえて見直した。これを嫌気した売りが続いている。なお、業績下方修正とあわせて株式分割の実施を発表した。9月30日を基準日として1株を2株に分割する。

■レーザーテック <6920>  43,600円  -1,870 円 (-4.1%)  11:30現在  東証プライム 下落率10位
 レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>など半導体関連株が総じて軟調に推移している。日本時間23日早朝に発表されたエヌビディアの2~4月期決算は市場予想を上回る結果となり、同社株が時間外取引で急伸したことを受け、同日の東京市場では半導体関連株に対する買いが優勢となった。ただその後の米国市場では景気指標を受けた利下げ観測の後退から、エヌビディアを除いて主力株に対する売り圧力が高まり、NYダウは605ドル安と下げ幅は今年最大となった。24日の東京市場では投資家のリスク許容度が低下するなかで、前日に水準を切り上げた日本の半導体関連株に対し持ち高を圧縮する目的の売りが膨らんでいる。アドバンテスト<6857>やソシオネクスト<6526>、TOWA<6315>も安い。

■キャスター <9331>  1,520円  +300 円 (+24.6%) ストップ高   11:30現在
 キャスター<9331>がストップ高。23日の取引終了後、AI開発のスタートアップであるオルツ(東京都港区)と、生成AIを活用したプロダクトの開発やサービスを手掛ける合弁事業に関する基本合意書を締結すると発表。これを材料視した買いが集まったようだ。キャスターが持つフルリモートワークを前提とするプロダクト開発に関する知見と、オルツのAI要素技術を組み合わせて事業を展開する。合弁会社は9月1日に設立を予定する。

■エーアイ <4388>  861円  +150 円 (+21.1%) ストップ高   11:30現在
 エーアイ<4388>は急騰。同社は23日取引終了後、生成AIと連携して高速に発話開始を可能にする音声合成ソリューション「入力ストリーミング音声合成API」を新開発し、miibo(東京都渋谷区)に採用されたと発表。これが材料視されているようだ。この機能は、チャットGPTのような生成AIのストリーミング出力(生成文章をトークンごとに順次返答する形式)に対応して、順次テキストトークンをそのまま音声合成APIに入力できるようにするもの。この機能はサーバー設置型製品「AITalk6 Server」として24年上期に発売開始予定だとしている。

●ストップ高銘柄
 ランシステム <3326>  579円  +80 円 (+16.0%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース(minkabu PRESS)

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最終更新:5/24(金) 12:36

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