前場コメント No.10　ミズホリース、日立造、メディ総研、ファーストＡ、アールエイジ、リックス

★11:03　 みずほリース－反落　レアメタルリサイクルのベンチャーへ出資
　みずほリース<8425>が反落。同社は11日、CVCの未来創造投資事業有限責任組合を通じて、日本原子力研究開発機構発のレアメタルリサイクルベンチャーであるエマルションフローテクノロジーズ（茨城県那珂郡、以下ＥＦＴ）へ出資したと発表した。
　
　ＥＦＴは、原子力機構が開発した革新的な溶媒抽出技術「エマルションフロー」を活用した事業を展開するスタートアップ企業。レアメタルを低コストかつ低環境負荷で高純度に回収する技術を確立し、「水平リサイクル」の事業化や、環境ソリューションへの新たな事業展開をめざすとしている。

★11:14　 日立造船－もみ合い　日本とオマーンで26年から合成メタン量産　同社が参画＝日経
　日立造船<7004>がもみ合い。10日付の日本経済新聞朝刊は、日本とオマーンがガス分野の脱炭素に向け、水素と二酸化炭素から合成するメタンを2026年からオマーンで量産すると報じた。

　記事によれば、関連技術を持つ同社が事業に参画するもよう。事業拡大を通じ、既存燃料のおよそ5倍とされる生産コストの低減につなげるとしている。

★11:15　 メディア総研－急落　上期営業黒字2.6億円　上期計画下回る
　メディア総研<9242>が急落。同社は8日、24.7期上期（8-1月）の連結営業利益は2.6億円だったと発表した。2Q（11-1月）は3.3億円の黒字となった。上期の会社計画は2.7億円。同社は23.7期3Q（2-4月）から連結財務諸表を作成しているため、前年同期との比較は記載されていない。
　
　主力であるイベント企画「高専生のための合同会社説明会」および「学内合同会社
説明会」の販売活動と並行して、個々のイベント運営の成功に向けて参加学生の動員などを測たった。この結果、上期では営業黒字となった。
　
　なお、着地が会社計画を下回ったこともあり、株価は売りが優勢となっている。

★11:16　 ファーストアカウンティング－大幅高　デロイトトーマツとパートナー契約
　ファーストアカウンティング<5588>が大幅高。同社11日、デロイトトーマツグループのデロイトトーマツコンサルティングと、パートナー契約を締結したと発表した。
　
　同提携により、両社の強みと技術力を活かし、多くの顧客に細やかなコンサルティングが可能となり、AIを活用した一連の経理業務の自動化の支援を推進するとしている。

★11:22　 アールエイジ－急落　1Q経常益33％減　販売物件の引き渡しなし
　アールエイジ<3248>が急落。同社は8日、24.10期1Q（11-1月）の連結経常利益は7400万円（前年同期比33.3％減）だったと発表した。

　開発販売事業において1Qに販売物件の引き渡しがなく、セグメント赤字となった。運営管理事業の利益が伸び悩んだことも響いた。

★11:25　 リックス－反落　産業用ロボ開発のＫｉＱ　Ｒｏｂｏｔｉｃｓに出資
　リックス<7525>が反落。同社11日、産業用ロボットの機器に関する研究・開発を行うＫｉＱ　Ｒｏｂｏｔｉｃｓ株式会社（福岡県北九州市）に出資したと発表した。
　
　同出資により、同社が創業116年で培った産業界への幅広い知見と営業力、ＫｉＱ　Ｒｏｂｏｔｉｃｓが持つロボット関連の技術力・知見を掛け合わせることで、産業の自動化を推進していくとしている。
　
　なお、株価への好影響は限定的となっている。