後場コメント No.4　伊藤忠、三井住友、鴻池運輸、ＦＪネクスト、四国電、日立、セキュアヴェイ

★13:49　 伊藤忠商事－底堅い　核融合エネルギーのスタートアップと業務提携
　伊藤忠商事<8001>が底堅い。同社は7日、核融合エネルギー関連スタートアップであるＢｌｕｅ　Ｌａｓｅｒ　Ｆｕｓｉｏｎ（米国カリフォルニア州、以下ＢＬＦ）の第三者割当増資を引き受けるとともに、フュージョンエネルギー関連ビジネス、およびＢＬＦが開発するレーザー技術を応用した関連ビジネスにおける戦略的業務提携契約を締結したと発表した。
　　
　同社は、今回の出資を契機にＢＬＦとフュージョンエネルギーの商用化に向けた協業を進めるとともに、同社のグローバルネットワークを活用することで、フュージョンエネルギーに関わる様々な分野・企業との連携を図っていくとしている。

★14:07　 三井住友ＦＧ－6日続伸　インドの連結子会社に追加出資し完全子会社化
　三井住友フィナンシャルグループ<8316>が6日続伸。同社は7日、2024年3月6日付で、シンガポールの投資会社Ｆｕｌｌｅｒｔｏｎ　Ｆｉｎａｎｃｉａｌ　Ｈｏｌｄｉｎｇｓの100％出資子会社であるAｎｇｅｌｉｃａ　Ｉｎｖｅｓｔｍｅｎｔｓから、インドにおける同社の連結子会社ＳＭＦＧ　Ｉｎｄｉａ　Ｃｒｅｄｉｔ　Ｃｏｍｐａｎｙ（以下ＳＭＩＣＣ）の持分25.1％を取得したと発表した。これにより、ＳＭＩＣＣは同社の100％子会社となるとしている。

　同出資を通じて、アジアのフランチャイズ拡大に不可欠なインドにおいて、より一層リテール金融の発展ならびにインドの金融業界全体のさらなる発展に貢献するとしている。

★14:09　 鴻池運輸－続伸　千葉に業務用空調機のテクニカルセンター完成
　鴻池運輸<9025>が続伸。同社は7日、空調機改装のテクノロジーとロジスティクスを掛け合わせた独自のサービス「Konoike－Multi Vendor System（K-MVS）」の主要拠点となるテクニカルセンター「テクノロジス幕張」が千葉県習志野市に完成したと発表した。

　4月1日から本格稼働を開始する。投資額は約64億円とした。

★14:10　 ＦＪネクスト－後場急騰　通期最終益を上方修正　期末配当を増額修正
　ＦＪネクストホールディングス<8935>が後場急騰。同社は7日14時、24.3期通期の連結純利益予想を従来の50.0億円から60.0億円（前期比6.7％増）に引き上げると発表した。

　主に不動産開発事業において、資産運用型マンションの販売が計画を上回って推移したことから、前回予想を上回る見通し。

　また、24.3期の期末配当予想を24円から26円（前期は24円）に修正した。年間配当は50円（前期は48円）となる。

★14:11　 四国電力－後場急騰　伊方原発3号機　大分地裁が運転停止求めた訴え退けると伝わる
　四国電力<9507>が後場急騰。ＮＨＫは14時04分ごろ、愛媛県にある同社の伊方原子力発電所3号機について、対岸の大分県の住民が地震や噴火への対策などが不十分だと主張して運転の停止を求めた裁判の判決で、大分地方裁判所が住民側の訴えを退けたと報じた。

　判決を受けて、株価は買いが優勢となっている。

★14:12　 日立製作所－底堅い　エレベーター据付作業の工期を短縮する新技術を開発
　日立製作所<6501>が底堅い。同社と子会社の日立ビルシステムは7日、エレベーターの据付作業の工期を短縮する新技術として、「据付位置調整装置」を開発し、最新の標準型エレベーター「アーバンエース HF Plus」の据付作業において運用を開始したと発表した。
　
　同技術により、建設業界における慢性的な人手不足や、2024年4月1日から建設業界において適用される時間外労働の上限規制に伴って工期の長期化などが懸念されている「2024年問題」の影響の緩和をめざすとしている。

★14:13　 セキュアヴェイル－後場プラス転換　米グーグル　東京にサイバー防衛拠点を開設＝日経
　セキュアヴェイル<3042>が後場プラス転換。日本経済新聞電子版は7日14時、米グーグルが同日に、日本でアジア太平洋地域では同社初のサイバー防衛拠点を開設したと報じた。

　記事によれば、政府や企業、大学などと対抗策の研究や人材育成を共同で進めるという。官公庁や企業への中国や北朝鮮などからの不正アクセスへの懸念が高まっているようだ。グーグルは日本をハブに同地域全体のサイバー防衛力を底上げするとしている。

　報道を受け、国内のサイバーセキュリティ関連銘柄に買いが入っているようだ。同社は前日比6％高に迫る場面があった。サイバーセキュリティクラウド<4493>も下げ幅を縮めている。