前週末2日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

5/7 5:20 配信

株探ニュース

■KeePer <6036>  3,925円 (-695円、-15.0%)

 東証プライムの下落率トップ。KeePer技研 <6036> [東証P]が3日ぶり急反落。1日の取引終了後、4月度のキーパーラボ運営事業の月次動向について発表した。既存店売上高は前年同月比2.0%減と、2ヵ月ぶりに減収となり、嫌気されたようだ。今年は営業日数が1日少なく、来店台数が増加する休日も1日少なかった。滋賀県と兵庫県でひょう害が発生し、コーティング予約のキャンセルが出たことなども響いた。全店売上高は同10.0%増だった。

■イビデン <4062>  5,392円 (-756円、-12.3%)

 東証プライムの下落率2位。イビデン <4062> [東証P]が4日ぶり急反落。1日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示した。今期の最終利益は前期比17.4%減の260億円を見込む。2期連続の減益予想を嫌気した売りが優勢となった。今期の売上高は同5.3%増の3900億円を計画する。年度後半以降に大規模クラウド事業者の投資回復と、汎用サーバー向けを含む高機能ICパッケージ基板全体の需要の回復を想定する。想定為替レートは1ドル=140円とした。

■住友ファーマ <4506>  373円 (-27円、-6.8%)

 東証プライムの下落率4位。住友ファーマ <4506> [東証P]が急反落。日本経済新聞電子版が1日、「住友ファーマは1日に開いたオンライン経営説明会で、新規の医薬品開発を大幅に縮小する方針を示した」と伝えた。25年3月期の研究開発費を前期比45%減の500億円にするという。報道を手掛かりに売りが強まったようだ。同社は4月30日、前24年3月期連結業績予想について最終損益を1410億円の赤字から3150億円の赤字(前の期745億1200万円の赤字)へ下方修正すると発表した。医薬品の特許権の減損損失などが大きく響いた格好だ。あわせて25年3月期の見通しを明らかにし、研究開発費を500億円(前期910億円)とすることを示している。

※2日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース(minkabu PRESS)

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最終更新:5/7(火) 5:33

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