東証グロース市場250指数が決算発表シーズンに安値を更新した。東京市場が復調色を強める中で、グロース市場だけが沈んでおり、弱さが際立っている。来週は大注目のアストロスケールホールディングス<186A>(グロース)(サービス)のブックビルディングがスタート。米国ではエヌビディアの決算発表もあり、復調のきっかけとなりそうなスケジュールが多く予定されている。
<AI関連に出番>
グロース市場上場銘柄では、カバー <5253> が決算発表翌日に急伸したものの、フリー <4478> やウェルスナビ <7342> など、決算を機に売り込まれる銘柄が目立った。成長途上の企業が多く、株価が期待値込みで形成されていることが多い新興市場上場企業にとって決算発表自体がリスクではあるものの、今回はより厳しい値動きとなっている。
ただ、そのリスクの大きな決算シーズンを通過し、警戒感は後退。エヌビディアの決算発表もあり、AI(人工知能)関連銘柄への関心が高まりそう。決算への評価が高いヘッドウォータース <4011> 、ファーストアカウンティング(ファーストA) <5588> あたりを軸に、関連銘柄の値動きを追っておきたい。
<アストロスケールのブックスタート>
20日にアストロスケールのブックビルディングがスタート。話題性のあるIPO(新規上場)であり、ispace <9348> やQPS研究所 <5595> の上場時のような、全員参加によるお祭り商状が期待される。20日に発表される仮条件レンジに注目しておきたい。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
最終更新:5/18(土) 8:03
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