気象庁が4月23日に発表した7-9月の天候見通しによると、気温は、沖縄・奄美地方で高い見込みが70%、東日本や西日本の日本海側、太平洋側の両方で高い見込みが60%、北日本では日本海側、太平洋側の両方で高い見込みが50%と予想されています。総じて、日本列島全体が平年よりも高い気温になる見込み。
地球全体をみても、地球温暖化や終息に向かうエルニーニョ現象の影響などにより、大気全体の温度がかなり高いと予想されている。アジア地域では、インド洋熱帯域で海面水温が高く、積乱雲の発生はインド洋熱帯域で多い一方、フィリピン付近で少ないもよう。この影響により、日本の南で太平洋高気圧の西への張り出しが強く、日本付近には南から暖かく湿った空気が流れ込み、日本付近は暖かい空気に覆われやすいという。また、西日本太平洋側と沖縄・奄美では、前線や湿った空気の影響を受けやすいとみられている。降雨量では、梅雨の時期にあたる6月の予想は、北日本と東日本の日本海側、太平洋側、および西日本の日本海側が、ほぼ平年並みで、西日本の太平洋側と沖縄・奄美では平年並みか多いと予想されている。集中豪雨やゲリラ豪雨などにより、短期間で大量の雨を降らせる事象が多くなっていることもあり、降り方にも注意が必要のようだ。
気象庁の天候見通しから、今年も「暑い夏」となることが見込まれる。環境省と気象庁は4月24日から、熱中症予防情報サイトを強化。昨年までの「熱中症警戒アラート」に加え、気温が特に著しく高くなることにより熱中症による重大な健康被害が生ずるおそれのある場合について「熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)」の提供を開始した。気象庁の数値予報データをもとに全国約840地点について、「きょう」「あす」「あさって」の3時間ごとのWBGT(暑さ指数)予測値を提供する。日常生活では、WBGT28以上31未満は「厳重警戒」とし、外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意するよう促している。31以上は「危険」として、高齢者においては安静状態でも熱中症が発生する危険性が大きいとし、外出はなるべく避け、涼しい室内に移動することを推奨する。自身の体力を過信せず、情報を上手く取り入れて、猛暑を乗り切っていただきたい。
猛暑関連銘柄では、飲料関連で、森永乳 <2264> 、明治HD <2269> 、サッポロHD <2501> 、アサヒ <2502> 、キリンHD <2503> 、サントリBF <2587> 、伊藤園 <2593> 、プレミアムW <2588> など
ウエルスアドバイザー
最終更新:4/26(金) 16:36
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