＜米国株情報＞中国アリババは４日ぶり急反落、第４四半期は利益が市場予想下回る

　中国インターネット大手アリババ・グループ＜ＢＡＢＡ＞のＡＤＲ（米国預託証券）が１４日、前日比８％超安の７７．７２ドルと４営業日ぶりに急反落した。終値は同６．０２％安の７９．５１ドル。寄り付き前に発表した２４年３月期第４四半期（１－３月）の決算が嫌気された。

　第４四半期は売上高が前年同期比７％増の２２１８億７４００万人民元となり、市場予想を上回ったが、純利益は同８６％減の３２億７０００万人民元、一時的項目を除いた調整後の希薄化後１株当たり利益（ＥＰＳ）は同５％減の１．２７人民元となり、同ＥＰＳは市場予想の１．３人民元弱を下回った。減益は投資先の株価下落による株式投資評価損が主な要因としている。

　また、売上面では中核のイーコマース事業などが堅調だったが、競争激化が市場が成長分野として注目しているクラウド・インテリジェンス（クラウドとＡＩ）事業は前年同期比３％増と、ほぼ横ばいとなった。

＜関連銘柄＞
　ＮＡＳＤ投信 <1545> 、ＮＹダウ投信 <1546> 、上場米国 <1547> 、
　ＳＰＤ５００ <1557> 、ＮＹダウ <1679> 、ＮＹダウブル <2040> 、
　ＮＹダウベア <2041>

提供：ウエルスアドバイザー社