後場コメント No.3　テクマトリックス、くら寿司、シンプレクスＨ、ＢＩＰＲＯＧＹ、ＴＩＳ、メタウォーター

★13:21　 テクノマトリックス－後場急騰　医療AI推進のため業務提携
　テクマトリックス<3762>が後場急騰。同社は4日13時、連結子会社であるＰＳＰが、キヤノン<7751>傘下のキヤノンメディカルシステムおよびエムスリー<2413>傘下のエムスリーＡＩと、医療AIを活用したヘルスケアIT事業の協業において業務提携すると発表した。
　
　同提携により、ＰＳＰとエムスリーＡＩが共同で推進しているAIプラットフォーム「NOBORI PAL AI」をキヤノンメディカルシステムズと販売連携し、医療AIを活用できる環境の提供するとしている。

★13:23　 くら寿司－新高値　3月度の既存店売上高23％増　ちいかわコラボなど寄与
　くら寿司<2695>が新高値。同社は3日、3月度の既存店売上高は速報値で前年同月比23.0％増だったと発表した。24.10期の月次実績としては最大の伸び率となった。

　人気キャラクター「ちいかわ」とのコラボキャンペーンや、人気番組「芸能人格付けチェック」で調理した「浜田チャーハン」の販売、「極上かにフェア」などにより好調推移となった。

★13:26　 シンプレクスＨＤ－みずほが目標株価を引き上げ　上流工程の強みが一段の単価上昇とマージン改善へ
　シンプレクス・ホールディングス<4373>が大幅反発。みずほ証券は、上流工程の強みが一段の単価上昇とマージン改善を予想。投資判断は「買い」を継続、目標株価は3320円→3780円に引き上げた。

　今後の利益率改善余地を評価し、25/3期以降の利益予想を引き上げた。バリュエーション基準年度の変更した。日本企業のDXもコロナ禍を契機に5年目に突入し、IT投資の重要性に対する理解も深まりつつあるなか、業務変革やビジネスモデル変革を伴うシステム刷新案件の需要は引き続き強く、一段の単価上昇余地も見込めるとみている。得意とするDX/戦略コンサルティングを切り口に顧客基盤を拡大する事業モデルは引き続き高い成長と一段のマージン改善余地があると考えている。

★13:32　 ＢＩＰＲＯＧＹ－みずほが目標株価を引き上げ　短期、中期の材料をバランスよく有している点を評価
　ＢＩＰＲＯＧＹ<8056>が大幅反発。みずほ証券は、短期、中期の材料をバランスよく有している点を評価。投資判断は「買い」を継続、目標株価は4750円→5000円に引き上げた。

　受注好調のシステムサービスとハード、ソフトの予想を引き上げ、バリュエーション基準年度も変更した。受注トレンドが好調なシステムサービスと製品販売(ソフト、ハード)で25/3期業績は着実な営業増益が期待しやすいことに加え、中堅SIerのなかではオファリングサービスモデルへの転換も最も進んでいると評価し、短期、中期の材料をバランスよく有している点を評価している。5月発表予定の新中計におけるキャピタルアロケーションなども注目点と考えている。

★13:34　 ＴＩＳ－4日ぶり反発　静岡銀行に「ブランドデビットプロセッシングサービス」を導入
　ＴＩＳ<3626>が4日ぶり反発。同社は4日、グループのＴＩＳが、2024年3月にデビットカードのイシュイングに必要な環境をワンストップで提供するPAYCIERGEの「ブランドデビットプロセッシングサービス」を、しずおかフィナンシャルグループ<5831>傘下の静岡銀行に導入したと発表した。

　静岡銀行では、取引先企業の海外進出や海外企業との取引増加、個人での海外旅行の増加などを受け、より便利に安心して利用できるキャッシュレス決済を推進するために、世界中に加盟店が多く、汎用性が高いVisaブランドのデビットカードの発行を検討していたという。

　ＴＩＳの、全国の銀行などでのサービス導入実績とそれに基づく業務知見、システム開発プロジェクトの管理推進ノウハウが評価され、同社による導入が決定したとしている。

★13:35　 メタウォーター－3日続伸　東京都と工事請負契約を締結
　メタウォーター<9551>が3日続伸。同社は3日、「南部汚泥処理プラント汚泥処理電気設備再構築その7工事」について、東京都との間で工事請負契約を締結したと発表した。契約金額は19億2500万円、工事期間は2024年4月2日－2027年3月2日としている。