話題株ピックアップ【夕刊】(2):品川リフラ、TOPPAN、日産自

3/14 15:14 配信

株探ニュース

■JMホールディングス <3539>  2,574円  +101 円 (+4.1%)  本日終値
 JMホールディングス<3539>が反発し、昨年来高値を更新した。同社は13日取引終了後、24年7月期第2四半期累計(23年8月~24年1月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比30.6%増の52億3200万円となり、通期計画77億円に対する進捗率は67.9%となった。売上高は同16.9%増の869億7200万円で着地。スーパーマーケット事業及び外食事業の既存店売上高が順調に推移したほか、昨年3月からグループ入りしたスーパーみらべるの売り上げが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■品川リフラクトリーズ <5351>  1,910円  +70 円 (+3.8%)  本日終値
 品川リフラクトリーズ<5351>は堅調推移。13日の取引終了後、半導体製造工程における洗浄装置の組み立てを主要事業とするコムイノベーション(京都市伏見区)を子会社化したと発表。今後の事業への好影響を期待した買いが入ったようだ。コムイノベーションはSCREENホールディングス<7735>向けを中心に事業を展開し、装置構成の改善や開発にも関与する。品川リフラは半導体製造装置に関する人材と知見を確保するとともに、ファインセラミックス事業とセラミックファイバー事業との連携を強化することで事業拡大につなげる。

■TOPPAN <7911>  3,595円  +110 円 (+3.2%)  本日終値
 TOPPANホールディングス<7911>が4日ぶりに反発した。14日、グループ会社のTOPPANがシンガポールにおいて高密度半導体パッケージのFC─BGA基板の生産拠点を新設し、生産能力を拡大すると発表。今後の収益貢献を期待した買いが株価を支援したようだ。同基板についてTOPPANは新潟工場での生産能力の拡大を進めているが、将来の需要増へ更なる対応が必要だった。BCP(事業継続計画)の観点からも2拠点での生産体制を確立する。新工場の稼働開始時期は2026年末。設立に関しては、シンガポール経済開発庁と米通信用半導体大手のブロードコムの支援を受ける。TOPPANは27年度までにFC─BGA事業において22年度比で2.5倍以上の生産能力の拡大を目指す。

■ジェコス <9991>  1,164円  +35 円 (+3.1%)  本日終値
 ジェコス<9991>が3日続伸した。13日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想の修正を発表。経常利益の見通しは57億円から65億円(前期比32.6%増)に引き上げており、買い安心感が広がったようだ。同社は建設仮設材リースの最大手。物件の着工が順調に進んだことなどが寄与する。一方、売上高予想は20億円減額して1280億円(同6.2%増)に修正した。重仮設事業での流通販売物件の減少による影響を反映した。

■エニマインド <5027>  952円  +26 円 (+2.8%)  本日終値
 AnyMind Group<5027>が反発。同社はきょうの取引開始前、自社が提供するインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」が、中国版TikTok「ドウイン」への対応を開始したと発表。これにより、アジア全域にわたるローカルネットワークと中国のインフルエンサーを活用したマーケティング施策で、中国人観光客を対象としたインバウンド需要の獲得が可能になるという。

■日産自動車 <7201>  563.6円  +12.3 円 (+2.2%)  本日終値
 日産自動車<7201>が3日続伸。日産自とホンダ<7267>が電気自動車(EV)分野で協業を検討していると、複数のメディアが14日報じている。これが手掛かりとなったようだ。

■東建コーポレーション <1766>  9,480円  +200 円 (+2.2%)  本日終値
 東建コーポレーション<1766>が反発。13日の取引終了後、24年4月期第3四半期累計(23年5月~24年1月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比7.2%増の2513億9500万円、経常利益は同3.6%増の86億6000万円だった。経常利益の通期計画に対する進捗率は約84%となっており、業績の上振れを期待した買いが株価を押し上げたようだ。建設事業における第3四半期累計の単体での総受注高は同10.3%増となった。また不動産賃貸事業において、賃貸建物の第3四半期末の入居率は97.3%と高水準を維持したという。

■ヨシックス <3221>  2,987円  +43 円 (+1.5%)  本日終値
 ヨシックスホールディングス<3221>が反発した。13日の取引終了後、期末配当予想の修正を発表。これまでの予想の12円に設立40周年記念配当2円を加えて14円に見直しており、好感されたようだ。記念配当を含めた年間配当予想は26円(前期比2円増配)となる。あわせて同社は、ベンチャー企業への投資事業を手掛ける子会社のヨシックスキャピタルが、飲食店・宿泊施設向けにキャンセル料の請求・回収業務に特化したデジタル請求ツールの提供を行うPayn(東京都中央区)への出資を決定したと公表した。更に、ヨシックスは2月度の月次売上高も開示。既存店売上高は前年同月比6.3%増となった。

■ワタミ <7522>  1,004円  +12 円 (+1.2%)  本日終値
 ワタミ<7522>が反発。午後1時過ぎに、ローソン<2651>と商品配送トラックの「物流シェアリング」を4月6日に開始すると発表しており、好材料視された。ローソン店舗への商品配送を行っているトラックの非稼働時間を活用して、ワタミが運営する「ワタミの宅食」の商品を埼玉県東松山市の製造工場から首都圏の営業所約20カ所へ配送するという。また今後、24年度中をメドに順次エリアの拡大を目指すとしている。

株探ニュース(minkabu PRESS)

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最終更新:3/14(木) 17:08

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