前場コメント No.10 双日、イクヨ、窪田製薬、名鉄、鹿島、ID&EHD

2/29 11:32 配信

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現在値
鹿島2,959+25.50
双日3,935+73
窪田製薬H700
イクヨ2,186+26
名鉄2,073.5+17.50

★10:53  双日-底堅い カナダの特定子会社の株式を売却
 双日<2768>が底堅い。同社は28日、同社の特定子会社でカナダにおけるモリブデン鉱山事業への投資を行うSojitz Moly Resources(カナダ)について、同社が保有する全株式をMoon River Capital(カナダ)に売却することを決定したと発表した。経営資源の選択と集中のためとしている。
 
 当該株式売却が、2024年3月期の個別財務諸表および連結財務諸表に与える影響は軽微の見込みとしている。

★11:01  イクヨ-大幅反落 日東による株主提案 現状賛成はし難い
 イクヨ<7273>が大幅反落。同社は28日、筆頭株主である日東による株主提案について、取締役会としては今回の株主提案について現状賛成はし難いと発表した。

 日東からは、取締役4名の選任案を受けていた。日東が求めるEV事業に関する対応のスピードアップが望まれることは理解するものの、現業のステークホルダーへの影響が今後どのように表れるのかは情報不足ゆえ、懸念されるとコメント。取締役4人の選任案についても、妥当性、その内3名が社外取締役であることも含め、臨時株主総会を開催してまで対応すべきなのかについても情報不足のため疑問が残るとした。臨時株主総会は3月27日の開催予定となっている。

★11:08  窪田製薬HD-大幅高 米国での新規特許を取得
 窪田製薬ホールディングス<4596>が大幅高。同社は29日、100%子会社のクボタビジョン・インク(米国ワシントン州)が、米国特許商標庁より在宅・遠隔眼科医療用網膜モニタリング機器「eyeMO」について、特許を取得したと発表した。
 
 同社は、当該技術およびその他のパイプライン全てにおいて強力な特許ポートフォリオを構築・維持することで企業価値の最大化を図るとしている。

★11:11  名鉄-東海東京が投資判断を引き上げ 輸送需要の継続的な回復と運賃改定に期待
 名古屋鉄道<9048>が小幅高。東海東京調査センターでは、輸送需要の継続的な回復と運賃改定に期待。投資判断は「Neutral」→「Outperform」に引き上げ、目標株価は2510円→2570円に引き上げた。

 鉄道輸送人員は23年12月単月でコロナ禍前(19/3 期)比7.0%減まで回復していると指摘。会社想定以上に人流が回復しており、交通事業および不動産賃貸業(駐車場等)、レジャー・サービス事業は好調に推移しているという。インバウンドの復帰による空港線鉄道収入の回復も着実に進んでいる点にも注目。中部国際空港の外国人入国者数は23年12月単月で19年同月比10.4%減、関東・関西と比べて引き続き回復スピードは緩やかであるが、月次動向の推移から着実な需要回復を確認できるとコメント。25/3期は人流の定常状態への継続的な回復と運賃改定効果等が相まって、更なる収益拡大を期待できると考えている。

★11:14  鹿島-底堅い 画像AIを用いた技能者の人数と作業時間を自動で把握するシステムを開発
 鹿島<1812>が底堅い。同社は29日、画像AIと独自の解析アルゴリズムを用いて、指定した作業エリア内における技能者の人数と作業時間を、リアルタイムかつ正確に、自動で把握できるシステムを開発したと発表した。
 
 本システムでは、建設現場に常設している固定カメラの映像を画像AIを活用した同社独自のシステムで解析することで、作業に関わる技能者の人数と作業時間を把握できるという。また、作業期間を指定し、工事出来高と連携させることで、正確な歩掛(作業を行う場合の作業手間を数値化したもの)を自動的に算出することができるとしている。
 

★11:15  ID&E-底堅い 基準読解や入札サポートの生成AIシステムを開発
 ID&Eホールディングス<9161>が底堅い。同社は29日、技術基準読解や入札案件の分析、データの可視化などを行う生成AIを用いたシステムを開発したと発表した。

 傘下の日本工営では2018年7月にAIの研究開発に特化した組織を発足し、AIに関する知見を集積してきた。現在、自社内において利活用を開始している。また、開発した技術と運用ノウハウをもとに、顧客のニーズに合わせたサービス提供も進めているとした。

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最終更新:2/29(木) 11:32

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