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ChatGPTを2倍高速に、米OpenAI ヒトの反応速度で会話 2024/05/14 04:26 日経速報ニュース 906文字 【シリコンバレー=渡辺直樹】対話型AI(人工知能)「Chat(チャット)GPT」を手がける米新興企業のオープンAIは13日、新型AI「GPT-4o」を開発したと発表した。従来に比べて処理スピードを2倍に高速化した一方、運用コストを半減した。声で話しかけると、ヒトと同じ反応速度で会話ができる。弱点だった反応の遅延を克服し、AIの活用がさらに広がりそうだ。 新しいAIは日本語を含む50の言語に対応し、文字、画像、音声をすべて認識する。リアルタイム翻訳のほか、スマートフォンのカメラを使って人の顔の表情を読み取ったり、グラフを読み取ったりすることもできる。 AIの音声への反応速度は速い場合は232ミリ秒(1000分の1秒)、平均で320ミリ秒と、ヒトが実際に会話する時と同じレベルを実現したという。ヒトの感情を読み取り、ジョークも通じる。より自然な会話が可能になったとしている。 同日開いたウェブ発表会のデモでは、開発者が音声で、チャットGPTに就寝前にそぐう格好で物語を読み聞かせるように依頼した。声のトーンを劇画調にする、歌いながら読ませるといった操作を披露した。 ミラ・ムラティ最高技術責任者(CTO)は発表会で「これまで(AI)モデルの知能を高めることに注力してきたが、使いやすさで大きな前進を遂げた」と強調した。 新技術の搭載後もチャットGPTの基本料金は変わらない。テキストや画像向けの一部機能のみ無料で使える。
中国AI市場、価格競争勃発か-…
2024/05/21 19:32
中国AI市場、価格競争勃発か-アリババ97%値下げに百度が対抗 中国のアリババグループは自社で展開している人工知能(AI)サービスを最大97%値下げした。この動きに百度(バイドゥ)がすぐに対抗し、中国のAI市場で価格競争が始まりそうだ。 米オープンAIの対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」に似た「文心一言(アーニーボット)」を導入している百度のクラウド部門は21日、文心一言を基盤とする無料サービスを提供すると発表した。 アリババクラウドが自社の大規模言語モデル(LLM)「通義千問」上に構築された9つの製品に関する価格情報を出した数時間後だった。 動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する字節跳動(バイトダンス)は先週、中国の業界標準よりも99%安いAIサービスを発表。業界標準とは文心一言と通義千問を念頭に置いているという。 こうした値下げ合戦は、テンセント・ホールディングス(騰訊)をはじめとするインターネット大手やスタートアップが巨額の資金を投じているAI分野で、価格ベースでの生き残り競争が始まりつつあることを意味している。 もっとやれやれ~