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北越コーポ、オアシスと大王海運の株主提案に反対表明 北越コーポレーションは22日、香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントや大王海運(愛媛県四国中央市)などの株主提案に反対意見を表明した。オアシスは北越コーポの企業統治が問題として、岸本晢夫社長や社外取締役の解任などを求めている。同社は岸本社長の就任以降、業界トップクラスの経営成績を実現し、適切なガバナンスも達成できていると反論した。 オアシスは北越コーポ株を約18%保有している。大王製紙の創業家が設立に関与した大王海運は、グループ会社と合わせて約19%の北越コーポ株を保有しており、6月に予定している北越コーポの株主総会で社外取締役5人の増員などを求めている。 北越コーポは2023年12月、同社の株式を大王海運とグループ企業が急速かつ大量に買い集めているとして買収防衛策を導入していた。株主総会では大王海運などに対する対抗措置を条件付きで発動することを議案に盛り込む。 大王海運による株式取得の目的について、北越コーポは「大王製紙の経営支配権の掌握」としている。足元では「大王海運らと共同協調関係にあることが合理的に疑われる東京紙パルプ交易(東京・中央)を通じて買い付け行為を行っている」と指摘した。 22日に発表した文書では、大王製紙株の削減方針についても説明した。北越コーポは15日、大王製紙と業務提携の契約締結とともに、約25%保有する大王紙株を必要な範囲で削減すると発表した。中長期的に資本効率を向上させ、大王紙との資本関係のバランスを取る。合併や業務提携、株式売却も含めてあらゆる選択肢を検討してきたと説明した。
大王海運社長、北越コーポの社長…
2024/05/23 19:10
大王海運社長、北越コーポの社長解任提案「賛成を検討」 素材 2024年5月23日 18:21 [会員限定記事] 大王海運(愛媛県四国中央市)の岩井正実社長は、同社が株式を保有する北越コーポレーションの岸本晢夫社長に対して投資ファンドが解任要求を株主提案したことについて「賛成を前向きに検討する必要がある」との考えを示した。社外取締役の増員など大王海運の株主提案に北越コーポが反対を表明したことには「賛同できない」と述べた。 日本経済新聞の取材に応じた。大王海運はグループ会社と合わせて北越コーポの株を約19%保... 日経