検索結果 スレッド コメント 最新の投稿順 古い投稿順 1件中 1件 - 1件を表示 サービス業> (株)メディネット 2023年10月5日に行われ… nrs***** 2024/05/16 22:38 2023年10月5日に行われた「第11回 日台医薬交流会議」資料の一部です。 γδT細胞療法は、承認後提供開始が始まっているので、保険収載を含めた「新しいチャレンジ」はあったと思います。 5. 健康保険制度 両当局から薬価制度の紹介がありました。 厚生労働省からは、日本の医療費や薬剤費の状況、薬価制度・算定ルールおよび費用対効果評価制度について紹介がありました。新薬の薬価算定ルールに関して、イノベーションを促進するため有用性・新規性が認められた場合の特別加算があること、薬価改定の改定率は、薬価と市場実勢価の差を考慮して決定していること等の紹介がありました。 NHIAからは、台湾における保険制度および薬価制度の現状について共有がありました。西洋薬、漢方薬合わせて約2万5000品目の医薬品が保険収載されていること、台湾で細胞治療やゲノム治療等の新薬が出ているため、健康保険の面では新しいチャレンジがあること、保険収載のスピードを上げる施策としてConditional Listingを検討している旨の話がありました。 ドラッグ・ラグやドラッグ・ロスの課題が近年浮き彫りになっていますが、透明性と予見性をより明確にし、官民が協力して医薬品市場の魅力を上げていくことで投資を呼び込み、患者さんの医薬品アクセス向上につながる仕組みが必要であると考えます。 なお、日台医薬交流会議の翌日にNHIAに訪問し、より良い保険制度についても意見交換を行いました。 6. 総括 2013年に始まった本交流会議は今回で11回目を迎えました。これまでの取り組みの中で、新薬案件でも、2015年に台湾でのGCP査察制度の見直し、2016年に台湾の簡略審査制度に日本を追加、2019年に日台で新薬審査協働スキームに関するポジションペーパーの発行等、両当局間で確実な調和・協働が進んでいます。今後も、本交流会議を通じてコミュニケーションをとり、薬事当局・産業界が相互理解と信頼を深めていくことが不可欠であると感じます。 2024年は日本で開催予定です。これまでの協働を官民でさらに発展させ、日本および台湾の医薬品、医療機器に関する規制調和・協力、相互の規制制度の理解を促進し、必要な患者さんにいち早くお届けできる体制を官民で構築していくことを願ってやみません。
最新の投稿順 古い投稿順 1件中 1件 - 1件を表示 サービス業> (株)メディネット 2023年10月5日に行われ… nrs***** 2024/05/16 22:38 2023年10月5日に行われた「第11回 日台医薬交流会議」資料の一部です。 γδT細胞療法は、承認後提供開始が始まっているので、保険収載を含めた「新しいチャレンジ」はあったと思います。 5. 健康保険制度 両当局から薬価制度の紹介がありました。 厚生労働省からは、日本の医療費や薬剤費の状況、薬価制度・算定ルールおよび費用対効果評価制度について紹介がありました。新薬の薬価算定ルールに関して、イノベーションを促進するため有用性・新規性が認められた場合の特別加算があること、薬価改定の改定率は、薬価と市場実勢価の差を考慮して決定していること等の紹介がありました。 NHIAからは、台湾における保険制度および薬価制度の現状について共有がありました。西洋薬、漢方薬合わせて約2万5000品目の医薬品が保険収載されていること、台湾で細胞治療やゲノム治療等の新薬が出ているため、健康保険の面では新しいチャレンジがあること、保険収載のスピードを上げる施策としてConditional Listingを検討している旨の話がありました。 ドラッグ・ラグやドラッグ・ロスの課題が近年浮き彫りになっていますが、透明性と予見性をより明確にし、官民が協力して医薬品市場の魅力を上げていくことで投資を呼び込み、患者さんの医薬品アクセス向上につながる仕組みが必要であると考えます。 なお、日台医薬交流会議の翌日にNHIAに訪問し、より良い保険制度についても意見交換を行いました。 6. 総括 2013年に始まった本交流会議は今回で11回目を迎えました。これまでの取り組みの中で、新薬案件でも、2015年に台湾でのGCP査察制度の見直し、2016年に台湾の簡略審査制度に日本を追加、2019年に日台で新薬審査協働スキームに関するポジションペーパーの発行等、両当局間で確実な調和・協働が進んでいます。今後も、本交流会議を通じてコミュニケーションをとり、薬事当局・産業界が相互理解と信頼を深めていくことが不可欠であると感じます。 2024年は日本で開催予定です。これまでの協働を官民でさらに発展させ、日本および台湾の医薬品、医療機器に関する規制調和・協力、相互の規制制度の理解を促進し、必要な患者さんにいち早くお届けできる体制を官民で構築していくことを願ってやみません。
2023年10月5日に行われ…
2024/05/16 22:38
2023年10月5日に行われた「第11回 日台医薬交流会議」資料の一部です。 γδT細胞療法は、承認後提供開始が始まっているので、保険収載を含めた「新しいチャレンジ」はあったと思います。 5. 健康保険制度 両当局から薬価制度の紹介がありました。 厚生労働省からは、日本の医療費や薬剤費の状況、薬価制度・算定ルールおよび費用対効果評価制度について紹介がありました。新薬の薬価算定ルールに関して、イノベーションを促進するため有用性・新規性が認められた場合の特別加算があること、薬価改定の改定率は、薬価と市場実勢価の差を考慮して決定していること等の紹介がありました。 NHIAからは、台湾における保険制度および薬価制度の現状について共有がありました。西洋薬、漢方薬合わせて約2万5000品目の医薬品が保険収載されていること、台湾で細胞治療やゲノム治療等の新薬が出ているため、健康保険の面では新しいチャレンジがあること、保険収載のスピードを上げる施策としてConditional Listingを検討している旨の話がありました。 ドラッグ・ラグやドラッグ・ロスの課題が近年浮き彫りになっていますが、透明性と予見性をより明確にし、官民が協力して医薬品市場の魅力を上げていくことで投資を呼び込み、患者さんの医薬品アクセス向上につながる仕組みが必要であると考えます。 なお、日台医薬交流会議の翌日にNHIAに訪問し、より良い保険制度についても意見交換を行いました。 6. 総括 2013年に始まった本交流会議は今回で11回目を迎えました。これまでの取り組みの中で、新薬案件でも、2015年に台湾でのGCP査察制度の見直し、2016年に台湾の簡略審査制度に日本を追加、2019年に日台で新薬審査協働スキームに関するポジションペーパーの発行等、両当局間で確実な調和・協働が進んでいます。今後も、本交流会議を通じてコミュニケーションをとり、薬事当局・産業界が相互理解と信頼を深めていくことが不可欠であると感じます。 2024年は日本で開催予定です。これまでの協働を官民でさらに発展させ、日本および台湾の医薬品、医療機器に関する規制調和・協力、相互の規制制度の理解を促進し、必要な患者さんにいち早くお届けできる体制を官民で構築していくことを願ってやみません。