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投稿コメント一覧 (3コメント)

  • 先日、トヨタ自動車グループの主要部品メーカーが2023年第1四半期決算を公表した。各社とも中国・上海のロックダウンや半導体不足、原材料の高騰などの影響より減益となり、7社のうち2社が最終赤字となった(CBCテレビ)。勝ち組トヨタのサプライヤーでさえ厳しい決算。
     ホンダのホームページから、本年4-6月の生産数(四輪車)を調べると世界生産数は821,544台(国内生産数131,106台+海外生産数690,438台)。一方、昨年4-6月の世界生産数は1,048,924台(国内生産数154,215 台+海外生産数894,709台)。生産数の大幅減。生産数を単純に比較しても森六の第1四半期決算は厳しいものになりそう。ちなみに7月29日、ホンダのサプライヤーであるユタカ技研が発表した4-6月期の連結最終損益は1.1億円の赤字(前年同期は13.3億円の黒字)に転落したとのこと。
     ところで森六の信用買残がいつになく積み上がっているが(10万株以上)、大丈夫なのか?私なら、信用買で8月4日(決算日)をまたぐ決算ギャンブルには絶対参加しないが…。

  •  森六ホールディングスの2019年3月期第1四半期の決算が発表になりました。連結経常利益は31.4億円(通期計画の83億円に対する通期進捗率37.8%)、1株当たり四半期純利益は137.66円でした。まずまずのよい決算といえます。
     個人的には経常利益が22.4億円、1株当たり四半期純利益は100円程度に落ち込むのではないかと予想していました。もし、悪い数字が発表されて株価が下落したら(2800円以下)、買い増ししようと虎視眈々と狙っていたのですが、なかなか思惑通りには進まないものです。
     私が落ち込むと予想した理由は平成30年5月30日に開示された『決算説明会質疑応答要旨』の記述にあります。参考までに下記に抜粋を記載します。

    Q. 2019 年3月期は営業利益の減益を見込んでいるが、その主な理由を教えてください。
    A. 主な理由として、樹脂加工製品事業における北米での新機種の量産等にかかる費用増加が、第1四半期まで残ることと、中国における主要顧客のSUV 減産があげられます。
    (参考) http://www.moriroku.co.jp/new/all/c41ll900000009yi-att/180601setsumeikai_qa.pdf

     森六ホールディングスは第1四半期の業績が北米での新機種の量産等にかかる費用増加の影響(→一つめの懸念事項)を受けて業績が落ち込む可能性を暗にほのめかしていました。しかし、第1四半期の業績の落ち込みは予想より軽いものでした。想定為替レート(1ドル=100円)の影響もあるとは思いますが、前期(2018年度)第4四半期の絶好調の業績の勢いがまだまだ持続していると考えたほうがよいと思います。(998に続きます)

  • (999の続きです)
     また、日本経済新聞によると、『中国の国家市場監督管理総局はホンダが申請したSUVの主要車種(CR-V)のリコール計画を受理したと発表した。ホンダは2月にリコール方針を発表したが、当局が受理しなかったため、販売停止に追い込まれていた。ホンダはリコールを始めるとともに販売再開の準備を進める。』とあります。二つめの懸念事項である中国におけるホンダのSUV 減産に対しても解決に向かっていると思われます。
    (参考) https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30584100W8A510C1FFJ000/


     第2四半期は,北米の量産等にかかる費用増加の影響がなくなり、中国におけるホンダのSUV販売回復の兆しもあり、大いに期待出来ると思います。個人的な予想(願望?)として少なくとも第1四半期以上の業績を望めると思います。今回は上方修正がありませんでしたが、保守的な森六ホールディングスのことですから、当然予想されたことです。次回の決算発表(第2四半期)は11月中旬頃と予想しますが、10月下旬頃には増収+増益+増配の3本立て上方修正を行う可能性が高いと考えます。

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