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投稿コメント一覧 (7コメント)

  • 今回の業績下方修正、多くは事前の株価に折込済であり、見方によっては「この程度の修正でよかった」といえるかもしれません(特に売上高)。トプコンの期待は今期ではなく来期以降、その根拠は・・・
    ① 測量部門の不振の理由が「日本の公共工事の発注減」ではなく「公共工事の発注遅れ」となっている点。
    ② (不振の理由のひとつである)「戦略的新製品のリリース遅れ」は、いずれも第四半期には「発売予定」としている点。
    ③ 測量部門の中国向が、経済減速方向のあの国にあって前年同期比111%と堅調である点。(アジア・オセアニアにあっては130パーセント。測量は国土開発の基本。)
    ④ 国土交通省発注の公共工事の「i-constraction」の義務化が決定した点。
      (2016年20% → 2020年100%)
    ⑤ トプコンの歴史的ヒット商品級の「3doct-maestoro(眼科関係機器)」のfda(米国の厚生省)認可取得が、来期には見込まれる点。
    ⑥ 修正の理由のひとつに「ロシア・中南米の市場低迷」としているものの、もともとこれらの市場はトプコンの最注力ターゲット市場ではない点。
     昭和7年に設立、何回もの逆風を経験しているからこそ現在まで続いている会社、今後も応援します。
    早くて今年の「たなばたさま」、遅くても「東京初雪」の頃が楽しみです。

  • トプコンは、我国の流行または関心事にはあまり関係する企業ではありません。極めて地道に我国の目立たない部分、しかしながら生活において最も大切な部分を担っている企業です。それは「国土開発」。このような企業において、例えば下方修正など企業独自の原因による株価下落は別として、東証株価指数に比例した株価の動きであれば、(過去の例からも)それがたとえ株価の大幅下落であっても、特に心配はないと考えます。日本のような先進国において、測量機器を伴わない国家成長戦略など考えられません。家を建てるも、道を歩くも、鉄道・地下鉄に乗るも・・・、またスマートフォンで地図をみるも、それらはみな測量機器あってのことです。我国においてトプコンは測量機器のトップメーカー・・・、いや間違い、測量機器の独占企業です。
    我国からゲームソフトが、カップラーメンが、コンビニがなくなっても国家としては存続するでしょうが、測量機器がなくなれば、世界最先端国家である我国は存続は危うくなるのではないでしょうか。

  • トプコンの今年の追い風の動き?・・・
    ① 「環太平洋パートナーシップ」による農業分野の発展、とりわけ米国。トプコンは大型建機メーカーとのタ イアップにより、グローバル・ポジショニング・システムを用いた大型農業建機制御システムの世界トップ企 業。
    ② 中国における既存大型構築物の強度再点検の法制化の動き。もう全世界に恥を晒したくない中国共産党の構 築物点検装置の国家的爆買?トプコンは構築物レーザー点検装置のトップメーカー。
    ③ 糖尿病予防をメインテーマの一つに掲げた我国政府の健康政策、即ち法定健康診断における眼底検査の義務 化(糖尿病診断の第一歩は眼底検査)。トプコンは眼底カメラの国内シェア65パーセントのトップメーカ  ー。

  •  企業には、宿命的に「重石」のある企業と、「重石」のない企業があります。トプコンは、長い間「重石」のある企業でした。その「重石」とは・・、当初は「帝国陸軍」、戦後は「東芝」・・・。何を計画しても倫理観なき東芝に「だめ、身分不相応。オレは親会社だ。文句いうな、バカタレが。」といわれ続けていたトプコンが、バカ東芝なきここ一番に跳ね上げて個性を発揮すれば、とんでもない新製品がそのうちに発表されますよ。人間にとっての一番の幸せの基本は「目が見えて」、「安全な家に住む」ことでしょう。トプコンは、この基本的なふたつの事象に深く係わっている企業です。このような企業が、市場から無視され、永遠に葬り去られることなど絶対にありえません。

  •  トプコンは、昭和7年(五一五事件の年)9月1日に、当時絶大な権力を有していた帝国陸軍の軍需工場のひとつとして「東京光学機械株式会社」の名にて創立されました。日本の企業の広報部門は、「軍」との関連の広報に関しては極めて消極的であり、トプコンも例外ではありません。ご存知ない方も多いとは思いますが、現在世界第三位を誇る我国の最強軍備の光学分野はすべてトプコンが担っています。(○○を意識して、積極的に広報していませんが・・・)。安保関連法案が可決された現在、軍需に関し光学分野についてはすべてトプコンに託した安倍政権下において、この会社の株が紙屑になるわけがありません。敵を発見する「器」は、昔も今も光学の原点である『レンズ』です。なお、米国投資家団の興味の第一グループの筆頭は「ミリタリー企業」です。

  • かつてトプコンには、眼科分野においてニコンという横綱級ライバルがありましたが、現在ニコンは眼科分野は縮小傾向にあり、ライバルは非上場のニデックしかありません。眼科分野というと地味な響きがありますが、人間にとっての最大の不幸のひとつに「失明」があります。トプコンの医療部門の入口には「人類を失明より救う」と掲げてあったそうですが、日本においてこのような目標を掲げる会社の株が紙屑になるわけがありません。かつての親会社「東芝」とは、倫理観が天と地ほど違う会社だと思います。

  •  かつてトプコンは、ソキア或いは旭精密といった競合会社がありましたが、現在では国内企業にあっては稀有な「測量独占企業」です。東北復興・トンネル落盤検査法定化といった大きな案件からオリンピック需要といった小さな案件まで関連する経済基盤必須企業です。国土開発の基盤は「測量」にあります。極めて簡易な測量機器である「レベル」から「グローバル・ポジショニング・シィステム」まで手掛けるトプコンは、将来に亘り有望な企業と思います。

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