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投稿コメント一覧 (10コメント)

  • ■ 朝鮮半島周辺へ「事前集積船」が集結

    この動きに合わせて有事に戦闘物資を補給する巨大な「事前集積船(Maritime Prepositioning Ship)」(大量の弾薬。戦車、装甲車、油類などを積載)が続々と朝鮮半島周辺に集結している。その規模は訓練水準や局地戦水準をはるかに越え全面戦の水準に達している。

    韓国の浦項(ポハン)港に3隻がすでに停泊しており、釜山(プサン)、クアンヤン、鎮海(チンヘ)各港へ向け3隻が航行中(14日現在)である。

    そればかりか日本の沖縄、横須賀には兵力輸送船も待機中であり、艦隊補給船も九州近海で待機している。その他グアムなどに待機中のものと合わせればもろもろの補給船11隻が朝鮮半島周辺に集結もしくは集結中である。

    また海上で装備・弾薬などを補給する機動上陸支援船もシンガポールから朝鮮半島に向かっている。そしてカルフォルニアのワイニメ港では、陸軍1個師団が重武装できる武器と装備を輸送船に積載中であるという。

    これらの事前集積船の物資を総合すると、海兵隊3個旅団、陸軍1個師団、陸軍1個機甲旅団の武器準備、そこにさらに陸軍1個機甲師団の武力を追加できる武器と装備の準備となる(このほか秘密裏の武力結集もありうる)。

    5月11,12,13日には将官級VIP輸送機C-4C,C-37A,C-40Bが、次々と米国本土とハワイから横田基地に飛来した(シン・インギュン国防TV)。

  • アラスカで脱冷戦以後最大の軍事演習

    またイランとの緊張を激化させながらも米国は、脱冷戦以来最大の「ノーザンエッジ2019」演習をアラスカで実施している。

    アラスカでは5月13日から24日まで米太平洋空軍司令部主導で太平洋司令部が管轄する陸・海・空・海兵隊と予備軍1万名が動員され、250余機の各種航空機(戦闘機、爆撃機、電子戦機、早期警戒機、給油機など)と空母船団などが参加している。

    空軍兵力1万名と250機の航空機参加は、北朝鮮との開戦を想定した2017年12月の韓国における「ビジラントエース」演習級以上だ。「ビジラントエース」では空母の参加はなかったが今回は空母も参加している。

    原子力空母ルーズベルト船団には大型空母補給船が加えられているために演習終了後にそのまま朝鮮半島海域に向かうと見られている。そして12日にはすでに原子力空母ロナルドレーガンが横須賀を出港した。朝鮮半島海域に向かっているようだ。それに合わせてハワイから強襲揚陸艦パッソ船団が西に向かい、強襲楊陸艦ワスプ船団も南シナ海演習を終え北上している。2017年には、ニミッツ、カールビンソン、ロナルドレーガンなどの空母が動員されたが、同時に動員されていなかった。今回は空母2隻と強襲揚陸艦2隻の計4隻が朝鮮半島周辺で合流すると見られている。

  • ICBM「ミニットマン3」とSLBM「トライデント2」の精度などを確認するのが目的だというが金正恩に対する圧力になるのは明らかだ。ミニットマン3の発射は、事前に発表されていたために、北朝鮮の短距離ミサイル発射に対抗したものとは見られないが、北朝鮮に対する軍事的圧力の強化であることは間違いない。

  • ■ 米軍、「ミニットマン3」と「トライデント2」発射実験

    ポンペオ国務長官もシャナハン国防長官も金正恩委員長との対話を強調しながらも軍事オプションを意味するプランBについて否定していない。シャナハン氏は、まずは外交的解決に努めることが先決だ。軍事的手段はその次に考慮されると語っている。

    こうしたトランプ政権首脳陣の立場は米軍の具体的行動で示されている米空軍は5月9日0時40分(現地時間、日本時間9日午後4時40分)西部カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行ったと発表した(北朝鮮の短距離ミサイル発射は午後4時29分)。一方、海軍のオハイオ級原子力潜水艦「ロードアイランド」も南部フロリダ州沖で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)トライデントの実験を行った。

  • またマーク・フィッツパトリック元米国務次官補代理(核不拡散担当)も「今年は『災い』を防がなければならない重要な年だ。(交渉の)進展がなければ、来年は2017年のように、北朝鮮の核実験と長距離ミサイル発射に対する米国の軍事攻撃の圧迫で緊張が起こる一年になるだろう」と語った(朝鮮日報日本語版2019/05/17 )。

  • 在韓米軍は、北朝鮮が5月4日と5月9日に発射した飛翔体を同じ種類の新型短距離弾道ミサイル(SRBM)と結論を下し、これを「KN-23」と名づけた。こうした中で米国議会では、北朝鮮に対する制裁強化だけでなく、軍事圧力の強化を求める声が拡大している。

    5月15日、トム・ティリス上院議員(共和党)は「まだ北朝鮮との外交の余地は残っている」と言いながらも、「(挑発が続けば)いつ(トランプ大統領が)北朝鮮に対し『炎と怒り』で脅した2017年当時の状況に戻ってもおかしくない」と述べた。

  • ポンペオさんの動き見ていたら外国の方々に北朝鮮への攻撃をするのに同意を求めてるような動きですね。国際手順を踏んでてうまいですね。

  • 米国務長官、14日にロシア大統領と会談=北朝鮮・ベネズエラ情勢協議か
    2019年5月10日 22:20時事通信ニュースEPA時事
     【ワシントン時事】米国務省は10日、ポンペオ国務長官が12~14日にロシアを訪問すると発表した。ポンペオ氏は14日、南部ソチでプーチン大統領、ラブロフ外相と会談する。国務省は「2国間や多国間の課題を幅広く協議する」と説明しており、北朝鮮情勢や政情不安が続くベネズエラ情勢、米ロの新戦略兵器削減条約(新START)の延長などが議題になるとみられる。

    ロシアのラブロフ外相(左)とポンペオ米国務長官=6日、フィンランド北部ロバニエミ(AFP時事)
     ポンペオ氏は6日、フィンランド北部ロバニエミでラブロフ氏と会談したばかり。1週間余の間隔で米ロ外相が再会談するのは異例のペースだ。米ロ首脳会談開催の調整を行う可能性もある。

    〔写真〕軍事パレードを観閲するためモスクワの「赤の広場」に到着したロシアのプーチン大統領=9日

  • 北朝鮮のミサイル発射直後、アメリカはICBMを発射していた
    2019年5月10日 18:00ニューズウィーク日本版
    <今週、米朝がほとんど同時にミサイル発射実験を実施――その真意はどこにあるのか>

    アメリカと北朝鮮は5月9日、ほぼ同時にミサイルの発射実験を行った。北朝鮮の非核化を目指した米朝間の交渉が行き詰まり、両国間の緊張が再び高まりかねないタイミングだが、背景には何があるのか――。

    韓国軍によると、北朝鮮は現地時間で午後4時半過ぎに、中西部の亀城(クソン)付近から東方向の日本海に向けて、短距離ミサイルと見られる飛翔体を発射した。この飛翔体は約420キロ飛行して日本海に落下した。さらに約20分後にも同様の飛翔体を発射し、この2発目も東方向に約270キロ飛行して日本海に落下した。

    北朝鮮は4日にも、東部・元山(ウォンサン)付近から短距離弾道ミサイルと見られる数発の飛翔体を発射し、米韓の専門家から「国連安保理決議に違反する」と指摘されていた。米朝間の非核化交渉が行き詰まりを見せる中で、北朝鮮が弾道ミサイル実験を実施したとすれば2017年以来、約1年4カ月ぶりのこととなる。

    一方ほとんど報じられていないが、9日の北朝鮮の1発目の発射実験から11分後には、アメリカも大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行った。カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から、約6700キロ離れた南太平洋・マーシャル諸島のクェゼリン環礁に向けて発射された。

    「今回のミサイル発射実験で米朝両国は、外交努力で積み重ねてきた脆い成果を吹き飛ばすリスクを冒している」と、核廃絶を目指す民間団体「ニュークリア・エイジ・ピース・ファンデイション」のリック・ウェイマンは本誌取材に語った。

    米原潜のミサイル実験も同時に

    両国の発射実験がほぼ同時刻だったにもかかわらず、またアメリカと北朝鮮は先週も数日の間を開けてミサイル発射実験を行っているが、米空軍の地球規模攻撃軍団(AFGSC)の広報は9日、米軍の「ICBM発射実験は、世界的なできごとや地域情勢の緊張に反発、反応したものではない」とコメントした。

    米国防総省は、ICBM発射実験はかなり以前から予定され、今年2月には米露が偶然、約1時間半の間に相次いでICBM発射実験を実施したこともある、と話している。

    今月の2回の実験で米軍が発射したのは、核戦略のトライアド(三本柱=ICBM・潜水艦発射ミサイル・空中発射巡航ミサイル)のうちICBMとして運用されている唯一のミサイル「LGM-30G ミニットマンIII」。核弾頭の搭載も可能だ。

    さらに9日のICBM発射実験の数時間後には、米海軍のオハイオ級原子力潜水艦ロードアイランドが、フロリダ州の沖合で核弾頭の搭載が可能なミサイルの発射実験を行った。



    9日の北朝鮮の発射実験の直後、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領はドナルド・トランプ米大統領と電話で協議し、北朝鮮問題に関して「緊密に連携」することで合意した。トランプと文は、朝鮮戦争以来続いてきた北朝鮮との緊張関係の緩和を昨年から主導してきた。

    文は9日夜に公営放送KBSに出演し、北朝鮮の発射実験について「このような行為が続けば、対話が難しくなり得ると北朝鮮に警告したい」と述べた。昨年以降、北朝鮮との非核化交渉が続く中で、このような厳しい発言が文から出たのは初めてのことだ。

    またトランプも抑制した表現で非難した。「(ICBMではなく)もっと小さい、短距離ミサイルだ。誰も幸せではないが、今後の事態を注視する」と、記者団に語った。「米朝関係は今後も継続する。しかし今後の推移を見守りたい。北朝鮮は交渉を継続したがっているが、その準備が北朝鮮はできていない」。

    今年2月にベトナム・ハノイで開催された第2回米朝首脳会談が決裂した後、米朝間のコミュニケーションは冷え切っている。米国防総省の捕虜・行方不明者調査局は8日、ハノイ会談以来、北朝鮮当局者からの連絡が途絶えていることを明らかにした。

    前述のウェイマンは、「米軍はICBM発射実験を『世界のできごとや地域情勢の緊張』とは関係のなく『単発』で実施したように言うが、実際には事前のスケジュールに縛られる必要はないはずだ。過去には9月21日の国際平和デーや2018年の平昌オリンピック期間中に予定していた発射実験を延期したことがある」と指摘している。

  • 平和を唱える人わかる。

    でも自国へのミサイルが何発も通過してらさらに平和を唱えてれば戦争なんて起こらないのは机上の空論だと僕はおもいまく。

    防衛力を鍛えての平和ではないのかとおもいます。

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