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投稿コメント一覧 (383コメント)

  • レキサルティ、エビリファイで比較的高率で見られたアカシジアがなくなった印象。
    エビリファイと同様に抗精神病薬の中では体重増加が少ない。
    また、鎮静がかからないのが高齢者にはよさそう。
    鎮静がかけらない抗精神病薬は長期の忍容性に優れるという報告があるし、高齢者には鎮静がかかる薬は傾眠や転倒のリスクで忌諱されるから。
    この点で、認知症のアジテーションの適応が追加されれば、処方は伸びそう。

    一方で日本では最大容量が2mgで、最大容量でもコントロール不良な症例があること。
    抗精神病薬の併用は統合失調症ガイドラインは非推奨、精神科救急ガイドラインはやや消極的に容認みたいな位置づけだから、単剤で治療しきれない症例があるのが辛い。
    アメリカみたいに最大容量4mgの治験再チャレンジしてくれないかな。
    前にやった日本の治験で2mgと4mgで有意差出なかったんだよね

  • アミロイドβの血液バイオプシーが実用化、保険収載されたら使いやすくなるだろうねえ。
    島津とかまだかな。
    アミロイドPETが必要な段階だとやはり敷居が高いような

  • 睡眠薬のデエビゴ、ベルソムラの上位互換のダリドレキサントは売れそうだけどなあ
    新しいカテゴリーですでに日本の睡眠薬市場のシェア20%取ってて
    今後も伸びそうだし。
    ただ、アメリカではあまり売れてないみたいね。
    持ち越し効果が少ないみたいなポジティブな論文が出ている割に

  • 日本の製薬会社株は
    「思惑で買って事実で売る」を地で行きますよね。
    何回も痛い思いをしましたが。承認後の利確圧力を跳ね返すほどの
    参加者がいないんですかね。

    日本の製薬会社は承認跨ぎは避けた方がよさそうですね

  • まあ、そうですね。
    膵癌の抗がん剤で画期的と言われたジェムザールも
    寿命を6ヵ月~12ヵ月伸ばすだけですしねえ。
    完治もしくは寛解しなければ、駄目な薬みたいな投稿が
    ここでは定期的にありますね。
    そんなものほとんどないのですけどね。
    特に神経変性疾患領域では。

    > 抗がん剤も一緒だよ!(笑)
    > マジで医療わかってない奴多過ぎ!(笑)
    >
    > ゲームみたいに薬使ったら回復するくらい薬勘違いしてる奴(笑)

  • だいたいの治験は「非劣勢試験」でやることが多いと思うのですが。
    既存薬に対して劣勢限界と呼ばれる範囲で効果が落ちなければ
    非劣勢試験は成功となります。
    あとは投与回数が簡便とか、一部の副作用が軽減とかメリットが
    あれば承認されます。

    例えば、抗うつ薬は現在日本で21剤上市されていますが、RCTを基準とした
    うつ病ガイドラインでは抗うつ薬間での効果の有意差はないとされています。
    効果の有意差がなくても21剤承認されています。

    一番最近承認された(2019年)抗うつ薬のトリンテリックスは
    既存薬イフェクサーと非劣勢試験をし、効果に差はなかったですが
    承認されています。
    トリンテリックスが承認された要因としては性機能障害が少ないなどの
    一部副作用が軽減されたところでした。

    先発薬があっても、「性機能障害が出たから服用継続困難」となった際に
    トリンテリックスは選択肢になりますからね。

    このように必ずしも後発薬は先発薬の効果を上回る必要はありません。
    メリットがあれば承認されます。

    > エーザイが認知症薬の承認を受けたことで
    > そーせいのパイプラインは後発薬となりました
    > 後発薬は先発薬に対して有効性が明らかに上回っていることが承認の絶対条件です
    > 先発薬より劣った後発薬を承認してしまえばそれまでよりも病気に対する治癒率の低下や治療期間の増加などの不利益を招いてしまうからです
    >
    > そーせいは月曜日から連日の対策会議を開くことになるでしょう
    > 過去に行ってきた投資を捨てるのは仕方ないにしても
    > 今後に引き続き投資していく価値があるのかどうかが対策会議の争点です

  • アデュカヌマブはいまいちでしたが

    今年だけでもレカネマブでアルツハイマー型認知症、
    トフェルセンでALSと根本原因にアプローチするバイオジェンの開発力はやはり目を引きますね。
    あとはそれが売上につながれば良いのですが。

  • 「アデュカヌマブ」をお忘れか。
    あれもFDAで承認されてます。
    承認に際して委員が2人辞めたり、メディケアに入れず売上げ作れなかったり
    日本で承認されなかったりといろいろありましたが。

    アルツハイマー型認知症の根本原因に働きかける治療薬としては
    FDA承認は2剤目でしょうね。

    今回は前回のような混乱は起こらない雰囲気が好感さえてそうですね。

    > 自分はホルダーではないけど、これは世界初になるのでは?高齢化の
    > 国にも売り込めるし今後の事も考えて保有しようというところも出て来そう。
    > お金持ちなら買うでしょうね。yahooニュースに乗ってこれから知る人も多いでしょう。

  • 軽度アルツハイマー型認知症であれば

    軽度→中等度への進行を3年遅らせるんでしたっけ。

    軽度認知障害と軽度アルツハイマー型認知症の両方が適応みたいです。

  • レカネマブ、1月18日にアメリカで発売が開始されていますが
    エーザイのアイヴァン・チャン常務執行役が「予想上回る推移」と
    話していますね。まだ発売されて3週間ぐらいですから、レカネマブを待っていて
    発売と同時に希望した人が予想以上に多かったということでしょうか。

  • 医薬品事前評価相談制度は承認がどれくらい早くなるんでしょうね。
    ネットで調べる限り情報に当たらずですね。

    インタビューフォームという薬の説明書に
    薬の名前の由来が書いてあることがあるのですが、
    デエビゴはDay+Vigor+Goからとありますね。
    実際に、デエビゴは持ち越し効果が少ないので、翌日の活動量が上がると
    いう論文も出ています。
    (少人数の観察研究でエビデンスレベルは低いですが)

  • デエビゴはかなり処方数が増えてきてますよね。

    長年のマイスリー、レンドルミンが牛耳っていた睡眠薬
    市場を急速に食っていってます。
    外来ではベンゾジアゼピン系睡眠薬が一部を除いて
    30日の処方制限があるのに対して、処方制限がないので
    3ヵ月処方がしやすいこと。
    エーザイが持ってきたデータなのでお手盛りかもですが
    入眠効果がマイスリーと変わらないこと、が好感されています。
    同じオレキシン受容体拮抗薬のベルソムラと異なり一包化できるのも
    ありがたいです。

    老健などの施設では、ベンゾジアゼピン系と異なり筋弛緩作用が
    少ないので転倒リスクが下がることを期待して処方が増えています。

    入院では、デエビゴではないのですが同じオレキシン受容体拮抗薬の
    ベルソムラがせん妄の予防薬としての治験が第3相で走っていて
    デエビゴも同じ機序が期待されて処方が増えていますね。
    あと、ベルソムラでできない簡易懸濁ができるのも入院中は便利ですね。

    パテント切れまで10年ぐらいあるのも良いですよね。
    薬価が低いのでレンビマと比較すると売り上げは低いですが
    医療現場では定番の薬になりつつあるように思います。

  • 帝京と聖マリ主体でドネペジルのコロナ後遺症の治験ですか。
    軽症患者が増えているので治験患者の組み込みはうまくいきそうですけど
    市場はありますかねえ?

    ドネペジル、昨年の12月に製造承認されて、今年の4月から「アリドネパッチ」
    という商品名でシップ剤がでます。

    認知症のシップ剤はリバスチグミンがすでに出ていてあまり売れてないですが
    ドネペジル(アリセプト)の知名度でどうなんでしょう、売れますかねぇ?

  • レカネマブのネックを考えてみると

    今後変わるかもしれないですが、処方前のアミロイドPET or ルンバール
    が必要でボトルネックになりそうなところ。

    また、第3相では、脳出血17.3%、脳浮腫12.6%が確認されているので
    頭部MRIおよび頭部CTでフォローできる病院ではないと投与できそうに
    ないこと。

    でしょうか。となるとクリニックはさすがに難しく市民病院、大学病院での
    投与に限られそうですね。

  • 変性疾患で完治は、ゆで卵を生卵に戻すようなところがありますからねえ
    人間には代謝があると言っても。
    疾患修飾薬と呼ばれる治療薬が限界かと。

  • 統計的有意差の話をしたまでで、レカネマブが技術的なブレークスルーであるとする意見に私も異論はありません。
    医療経済の観点でもここは異論もあると思いますが社会の介護負担の軽減など大きな観点からみれば許容される私見ですが考えています。

  • 薬価的に無理ですが、アルツハイマー型認知症のアミロイドβは蓄積初めて20年後に発症するので薬理的にはレカネマブは予防薬になりますよ。

    問題は
    アミロイドβは仮説というか、我々は事象の一部もしくは結果を見ているに過ぎない可能性があるところです。
    レカネマブ以外の試験薬が相次いで失敗したことからわかるように。

    また、予防効果を期待して2週間に1度1時間の点滴をするのは負担が大きいですよね。

    2点目に関しては点滴製剤のラジカットが昨年内服になったりと点滴→内服という開発方向はあるので、将来的に克服される可能性はありますが。

  • 株の後付けほど簡単なものはないですからね。

    上がれば「材料を好感して」
    下がれば「折込ずみ」

    チャート的には12月下旬から下げトレンドですから「チャートをみればー」にもなりますかね。

  • 今回のレカネマブの論点は、例えば、視力が統計的な有意差をもって0.4から0.6に改善する目薬が開発できた、でもその差って臨床的にどれほど意味があるの?さらに値段も高いし、、と似たもので、統計学の部分ではありません。

  • 統計的有意差とはその結果に偶然性がどれほどあるかを考えるものなので、そもそも統計学の理解が間違ってますよ。
    お話の内容は「統計的な有意差はあるが、臨床的に意義のある差なのか」になるかと思います。

    今回はP値が通常製薬で設定されるものより、かなり小さな値で出ているので(資料の抜粋は公示されているので興味があれば調べてみてください)統計的な有意差はレカネマブに対して否定的な意見を出しているケンブリッジ大学なども否定はしていません。

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