No.493
カメラ+LiDAR+レーダー+AIの組み合わせが最も安全性の高い構成だと思う。
カメラは基本的に可視光で「見た目」を認識するため、濃霧・豪雨・降雪・逆光・夜間、レンズへの泥や水滴の付着などで情報量が大きく落ちる。AIでカバーできる範囲にも限界があり、そもそも入力情報が失われればAIにも認識できない。
LiDARにも悪天候や汚れによる弱点はあるし、レーダーにも解像度の弱点がある。だからこそ、異なる物理センサーを組み合わせ、どれかが機能低下したときに別方式で補う「冗長化」が安全設計の基本になる。
自動運転で人命を預かる以上、カメラ+AIだけに依存してセンサーを減らすより、カメラ・LiDAR・レーダーを相互補完させる方がフェイルセーフの考え方として合理的だと思う。
少なくとも自動車の安全技術については、トヨタがなぜ複数種類センサーを組み合わせる設計を選択しているのかは考えた方がいい。
トヨタは世界の自動車メーカーがEVへ大きく舵を切った時にも、EV一本に絞らず、HEV・PHEV・EVなど複数の選択肢を残す「マルチパスウェイ」を選択した。少なくとも現時点では、需要やインフラの不確実性を考慮して選択肢を残した判断には合理性があったと言える。
自動運転のセンサーについても、一つの技術に賭けるのではなく、異なる方式を組み合わせて弱点を補うという考え方には共通するものがある。
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