2024年12月期 決算短信の要約
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株式会社ドラフトの2024年12月期連結業績は、売上高122.76億円(前年同期比14.7%増)、営業利益10.22億円(同17.5%増)と過去最高を達成しました。デザインへの旺盛な需要と大型プロジェクトの増加が業績を牽引し、利益率も改善しています。2025年12月期は売上高133億円(同8.3%増)を予想し、中期経営計画達成に向けた成長を継続する見通しです。
主な事業セグメント
株式会社ドラフトは、デザイン事業の単一セグメントで事業を展開しています。主な事業領域は、ディスプレイデザイン・建築デザイン、オフィスデザイン・プロジェクトマネジメントなどです。「レギュラープロジェクト」を収益基盤としつつ、「プロポーザルプロジェクト」「リーディングプロジェクト」で新たな事業形態やデザイン価値の創出に取り組んでいます。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結業績は、売上高が前年同期比14.7%増の122.76億円と過去最高を記録しました。営業利益は前年同期比17.5%増の10.22億円、経常利益は19.9%増の10.17億円、親会社株主に帰属する当期純利益は25.2%増の6.46億円と、いずれも過去最高となりました。デザインへの旺盛なニーズと大型プロジェクトの増加が業績向上に寄与し、販管費の増加を上回る売上高の伸びが利益率の改善につながりました。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比13.5%減の64.58億円となりました。主な変動として、現金及び預金が3.59億円増加、建設仮勘定が8.63億円増加した一方、売掛金及び契約資産が20.37億円減少しました。負債合計は前期末比40.1%減の23.88億円となり、買掛金が10.16億円減少、短期借入金が3.62億円減少しました。純資産は前期末比17.1%増の40.7億円となり、自己資本比率は62.7%に改善しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは20.24億円の獲得(前期は2.34億円の獲得)となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益10.17億円の計上、売上債権の減少20.42億円、仕入債務の減少10.16億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは8.98億円の使用(前期は4.7億円の使用)で、主に有形固定資産の取得による支出8.88億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは7.66億円の使用(前期は4.89億円の獲得)となり、短期借入金の減少3.62億円、長期借入金の返済3.36億円が主な要因です。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高133億円(前年同期比8.3%増)、営業利益11.5億円(同12.4%増)、経常利益11.1億円(同9.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益6.7億円(同3.7%増)を見込んでいます。上半期は前年を下回る見通しですが、下半期に偏重したプロジェクトストックと堅調な需要、プロポーザルプロジェクトの本格化により、通期では増収増益を予想しています。中期経営計画最終年度(2026年12月期)の売上高目標145億円に向けた準備の年と位置付けています。
株主還元
2024年12月期の年間配当金は1株当たり12円(前期比6円増)となり、配当性向は18.7%(前期11.7%)に上昇しました。2025年12月期の配当予想は1株当たり14円(前期比2円増)となっています。
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