2025年５月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社テンダの2025年5月期第3四半期決算は、売上高41.57億円（前年同期比18.0％増）、営業利益3.67億円（同9.6％増）と増収増益を達成しました。全事業セグメントで増収となり、特にゲームコンテンツ事業が75.4％増と大きく伸長しています。一方で、通期業績予想は下方修正されており、ゲーム事業の遅延への対策と、AI/DX関連事業への注力が今後の課題となっています。
主な事業セグメント
DXソリューション事業、Techwiseコンサルティング事業、ゲームコンテンツ事業を主な事業セグメントとしています。DXソリューション事業では受託開発案件の獲得、Techwiseコンサルティング事業ではマニュアルトータルソリューションの提供、ゲームコンテンツ事業では大手ゲーム会社からの受注案件獲得に注力しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の経営成績は、売上高41.57億円（前年同期比18.0％増）、営業利益3.67億円（同9.6％増）、経常利益3.8億円（同13.3％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益2.34億円（同17.6％増）となりました。DXソリューション事業の売上高は27.26億円（同11.2％増）、Techwiseコンサルティング事業は6.78億円（同7.5％増）、ゲームコンテンツ事業は7.39億円（同75.4％増）と、全セグメントで増収となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比3.6％減の37.65億円となりました。主な変動は、現金及び預金の4.37億円減少、受取手形、売掛金及び契約資産の2.26億円減少、のれんの3.93億円増加です。負債は24.5％減の10.04億円、純資産は7.2％増の27.61億円となりました。自己資本比率は71.9％と6.0ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が4.37億円減少しています。設備投資等の状況は不明ですが、のれんが3.93億円増加しており、M&A等の投資活動があったと推測されます。財務活動では、短期借入金が5,000万円、長期借入金が8,700万円減少しており、借入金の返済が進んでいます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年5月期通期の連結業績予想を下方修正しました。売上高55億円（前期比6.3％増）、営業利益5億円（同8.4％減）、経常利益5.1億円（同6.8％減）、親会社株主に帰属する当期純利益3.27億円（同4.1％減）を見込んでいます。主な要因は、ゲームコンテンツ事業における有力タイトルの配信遅延です。
株主還元
2025年5月期の期末配当予想は、普通配当22円00銭に設立30周年記念配当5円00銭を加えた27円00銭を予定しています。前期の実際の配当金額は50円00銭でしたが、2024年6月1日付で1株につき3株の株式分割を実施しているため、実質的な増配となります。
注意事項
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