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新NISAを2024年から気持ちよくスタートする方法

いよいよ2024年から新NISAが始まります。新NISA開始を機に「NISAデビューしたい」「金融機関を乗り換えたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。新NISAを気持ちよくスタートするために、早目に口座開設や積立設定などの準備を進める必要があります。本記事では、口座開設数が最も多いSBIグループ(※)の「SBI証券」で新NISAを始める場合を例に、事前準備やスケジュールをわかりやすく解説します。(監修者:金融オンライン・アドバイザー 金谷理恵)

SBI証券で新NISAを2024年から気持ちよくスタートする方法

SBI証券で新NISAを始めるために早目にやっておくべき3つの事前準備をご紹介します。

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事前準備が遅れるとそれだけ新NISAの開始も遅れてしまうので、ぜひ早めに取りかかりましょう。


事前準備1. SBI証券で新NISA口座を開設する

SBI証券で新NISAを始めるなら、SBI証券で新NISA口座が開設されている必要があります。手続き内容は、現行NISAの口座開設状況によって異なります。

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SBI証券で現行NISA口座を開設済の場合は、自動的に新NISA口座が開設されるため手続きは不要です。

他社で現行NISA口座を開設済の場合および現行NISA口座を未開設の場合は、以下の手続きを行い、SBI証券で新NISA口座を開設してください。

■他社で現行NISA口座を開設済の場合:新NISA枠を使用する前に金融機関変更手続きを行う
他社で現行NISA口座を開設している場合、SBI証券で新NISA口座を開設するには金融機関変更手続きが必要です。NISA枠を使用すると、その年は金融機関の変更ができなくなるため、新NISA枠を使用する前に金融機関の変更手続きを行いましょう。

<金融機関変更手続きの流れ>
1. 現行NISAを開設している金融機関にて積立買付などをしている場合は設定を解除し、金融機関変更手続きを行う。「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」を取り寄せる
2. SBI証券に必要書類を提出し、総合口座およびNISA口座の開設を申し込む
3. 税務署での審査完了後、NISA口座開設完了の連絡が届く

積立買付などをしている場合は、新NSIAでそのまま買付されることのないよう、事前に設定を解除しなければならない場合もありますので、早めに調べておきましょう。クレジットカードでの買付は12月の早いタイミングで解除が必要になるケースもあり、特に注意が必要です。

参考:NISA口座の金融機関変更_SBI証券(外部サイト)

■現行NISA口座を未開設の場合:新規口座開設手続きを行う
現行NISA口座を未開設の場合は、SBI証券にて新規での口座開設手続きが必要です。オンラインなら最短2営業日、郵送なら最短7営業日で口座開設ができます。SBI証券の総合口座を持っていない方は、NISA口座・総合口座の同時申込も可能です。

証券口座とNISAの口座を同時に開設することが可能です!(SBI証券)
証券口座と同時にNISA口座を開設する(外部サイト)

参考:NISA・つみたてNISA口座開設の流れ_SBI証券(外部サイト)
参考:口座開設の流れ(NISA・つみたてNISA 証券総合口座同時申し込み)_SBI証券(外部サイト)


事前準備2. 三井住友カードを発行する

SBI証券の新NISA口座で投資信託の積立をするなら、ポイント還元率が高く、貯めたポイントで投資もできる三井住友カードでのクレジットカード決済がおすすめです。カードの種類によってポイント付与率が異なり、最大5%分のVポイントを受け取れます

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※引用元:三井住友カード つみたて投資ポイントアッププラン対象カード(外部サイト)

三井住友カード発行申込からカード到着までに1週間前後かかるため、クレジットカード決済を希望する方は早めに申込を済ませましょう。

参考:三井住友カードの申込み_SBI証券(外部サイト)

金融オンライン・アドバイザー 金谷さん:
三井住友カードが発行されたら、インターネットサービス利用(Vpass)の設定をしておくと、SBI証券で積立設定をする際にスムーズです。カード払いであれば証券口座に入金する手間が省け、資産運用をしながらポイ活ができおすすめです。



事前準備3. 新NISAの積立設定を行う(2023年11月19日以降)

2024年1月からSBI証券の新NISA口座で投資信託の積立を始めるには、2023年11月19日から締切日までに積立設定が必要です。積立設定の締切日は積立代金の支払い方法によって異なります(詳細は後述)。

なお、SBI証券の現行NISA口座で投資信託の積立設定をしている場合は、以下ルールに従って既存の積立設定が新NISA口座に自動で引き継がれます。

<投信積立設定の引き継ぎルール>
・「つみたてNISA」の投信積立設定:新NISAの「つみたて投資枠」に引き継ぎ
・「一般NISA」の投信積立設定:新NISAの「成長投資枠」に引き継ぎ(成長投資枠の対象となる投資信託のみ)
※引用元:SBI証券 11/19(日)受付開始予定!2024年からの新NISAでの投信積立に関する変更点、画面操作方法について(外部サイト)

新NISAでの投信積立の設定状況は、2023年11月19日以降にSBI証券サイトから確認できます。19日以降は新旧両方のNISAの積立設定が表示され、受け渡し日に応じて発注されます。旧NISAや旧つみたてNISAの積立設定を解除してしまうと、現行の2023年のNISA枠での発注が行われなくなるためご注意ください。


【支払い方法別】投資信託の積立設定の締切日

2024年1月から新NISAでの投信積立を始めるには、2023年11月19日から締切日までに積立設定が必要です。積立設定の締切日は、積立代金の支払い方法や投資信託によって異なります。クレジットカードおよび銀行引落で積立代金を支払う場合は、2023年中に2024年1月分の投信積立の設定締切日が到来するため、早めに設定を済ませておくのがおすすめです。

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※SBI証券で積立投資が可能なクレジットカードの一覧です。


まとめ

SBI証券では、2023年11月19日以降に新NISAの積立設定ができるようになります。

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今後は年末にかけて、他社からのNISA口座乗り換えや新規NISA口座開設が増えていくと予想されます。SBI証券で新NISAを始める予定の方は、手続きが混雑することが予想されますので、なるべく早目に準備を始めましょう。


ゼロ革命バナー
(外部サイト)

金融オンライン・アドバイザー 金谷さん:
NISA口座開設の手続きをすると、SBI証券や税務署にて審査があります。通常2週間ほどで完了しますが、新NISA開始に伴う申込増加により、11月以降はいつも以上に時間がかかることが予想されます。気持ちよく新NISAで積立投資をスタートされたい場合は、とにかく早めにお申し込みをされた方が良いでしょう。現行のつみたてNISAで運用中の方は、積立設定の内容は自動的に引き継がれます。もし新NISAのスタートを機に積立金額や決済方法を変更されたい場合は、事前に手続きをしておきましょう。


本記事に掲載されている情報は2023年11月10日時点のものです。NISA制度に関する最新の情報は、金融庁ホームページ(外部サイト)をご確認ください。

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  • プロフィール

    監修者:金谷 理恵のプロフィール画像

    監修者:金谷 理恵

    日本FP協会認定 2級FP技能士、日本証券業協会認定 証券外務員一種、一般社団法人 公的保険アドバイザー協会認定 公的保険アドバイザー

    保険会社で経験を積み、提案の幅を広げるため保険だけでなく証券も扱う保険代理店に転職。豊富な金融業界経験を活かし、保険を手厚くするより資産形成を促すことをモットーに、株式会社400Fが運営する「オカネコ」専属の金融オンライン・アドバイザーとして活動している。

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