後場コメント No.5　タカラスタン、神鋼線、高島、矢作建、ヤマダ、コメ兵ＨＤ

★13:44　 タカラスタンダード－後場上げ幅拡大　今期営業益17％増見込む　年間配当は増配方針
　タカラスタンダード<7981>が後場上げ幅拡大。同社は9日13時30分、25.3期通期の連結営業利益予想を145億円（前期比16.7％増）だと発表した。

　新たに2024年度を初年度とする中計を策定しており、同内容に沿って増益を計画している。

　24.3期通期の連結営業利益は124.3億円（前の期比13.6％増）だった。ショールームの強化を図り、リフォーム需要の掘り起こしに努めたことが寄与した。

　また、25.3期の年間配当予想を56円（前期は54円）とした。

★13:44　 タカラスタンダード－後場上げ幅拡大　110万株・20億円を上限に自社株買い　割合は1.61％
　タカラスタンダード<7981>が後場上げ幅拡大。同社は9日13時30分、110万株・20億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は5月10日～2025年2月21日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.61％となる。

★13:46　 神鋼鋼線工業－3日ぶり反落　新中計を策定も今期の減益見通しを嫌気
　神鋼鋼線工業<5660>が3日ぶり反落。同社は9日13時20分、2024年度から2026年度までの3年間を計画期間とする中期経営計画を策定したと発表した。

　環境変化に適応し、持続的に成長できる企業基盤の構築をめざす。

　数値目標として、2026年度に経常利益21億円、ROICは5％以上、配当性向は30-40％程度をめざすとしている。
　
　なお株価は、同日発表された決算において、今期業績が減益見通しとなったことが嫌気され、売りが優勢となっている。

★13:48　 高島－後場急落　今期最終益67％減見込む　前期は3倍
　高島<8007>が後場急落。同社は9日13時30分、25.3期通期の連結純利益予想を16.0億円（前期比66.9％減）に、年間配当予想を45円（前期は60円）にすると発表した。

　電子・デバイスセグメントでは、民生電子機器市場の長期低迷により、製品在庫が積み上がる一方で、リードタイムの長期化により発生した過剰な部品在庫を消化できず、厳しい状況が続くものと予想する。

　24.3期通期の連結純利益は48.3億円（前の期比3倍）だった。建材セグメント、産業資材セグメント、ともに前の期比で大幅増益となったことが寄与した。

★13:54　 矢作建設工業－後場急騰　今期営業益14％減見込む　記念配当を実施へ
　矢作建設工業<1870>が後場急騰。同社は9日13時40分、25.3期通期の連結営業利益予想を82.0億円（前期比13.8％減）だと発表した。

　前期に売却した大府東海開発プロジェクト1号宅地の反動により、不動産事業においてセグメント減益を見込んでいることが影響する。

　24.3期通期の連結営業利益は95.1億円（前の期比31.9％増）だった。受注高は1349億6500万円（前の期比37.0％増）となった。

　また、25.3期の年間配当予想を創立75周年記念配当20円を含む80円（前期は60円）とした。

★14:01　 ヤマダコーポ－後場急騰　前期経常益を上方修正　増配も発表
　ヤマダコーポレーション<6392>が後場急騰。同社は9日13時30分、24.3期通期の連結経常利益予想を従来の21.0億円から25.5億円（前の期比21.7％増）に上方修正すると発表した。
　
　米国を中心に海外売上が好調に推移し、為替も円安で推移したことなどにより売上高が予想を上回る見込みとなったことを踏まえた。

　併せて24.3期の期末配当予想を90円から180円（前の期末は84円）に上方修正すると発表した。年間配当予想は230円（前の期は130円）となる。

★14:05　 コメ兵ＨＤ－後場急騰　24.3期営業益を上方修正　渋谷旗艦店の開業など寄与
　コメ兵ホールディングス<2780>が後場急騰。同社は9日14時、24.3期通期の連結営業利益予想を従来の72.0億円から74.5億円（前の期比44.2％増）に引き上げると発表した。

　2023年11月にオープンしたKOMEHYO SHIBUYAなどの旗艦店舗が、国内外の新規顧客との接点となり、小売りが好調に推移したことから、前回予想を上回る見通し。