前場コメント No.2　鴻池運輸、ダイダン、ダイワ通信、ＷＳＣＯＰＥ、笑美面、ＧＬＯＥ

★9:02　 鴻池運輸－買い気配　通期営業益を上方修正　期末増配も発表
　鴻池運輸<9025>が買い気配。同社は14日、24.3期通期の連結営業利益予想を従来の143億円から164億円（前期比23.8％増）に、期末配当予想を27円から38円（前期末は24円）に上方修正すると発表した。

　売上高について、空港関連で国際旅客便復便率が想定を上回り、鉄鋼・エンジニアリング関連でスポット作業を獲得するなどにより従来予想を上回る見通し。これにより営業利益も上振れる見込み。年間配当予想は62円（前期は42円）となる。

　24.3期3Q累計（4-12月）の連結営業利益は133億円（前年同期比22.9％増）だった。

　同社は従業員による不正行為の発覚などを受け、内部統制調査委員会による調査や追加的な監査手続きを実施していた。このため、決算発表が遅れることとなった。

★9:02　 ダイダン－買い気配　通期営業益を上方修正　増配も発表
　ダイダン<1980>が買い気配。同社は14日、24.3期の連結営業利益予想を従来の90.0億円から105.0億円（前期比24.6％増）に上方修正すると発表した。手持ち工事の利益改善が進み、完成工事総利益が増加したことなどを踏まえた。

　併せて24.3期通期の期末配当予想を30円から45円（23.3期末は55円）に上方修正すると発表した。なお、同社は2023年10月1日付で普通株式1株を2株とする株式分割を行っているため、実質増配となる。

★9:03　 ダイワ通信－買い気配　初配実施を発表　1株あたり10円
　ダイワ通信<7116>が買い気配。同社は14日、剰余金の配当を開始すると発表した。剰余金の配当は年1回の期末配当を行うことを基本方針とし、2024年3月31日を基準日とする剰余金の配当については、1株あたり10円の配当（初配当）を実施する予定だとしている。

★9:03　 ダブルスコープ－売り気配　今期最終益47％減見込む　前期は計画下回り79％減
　ダブル・スコープ<6619>が売り気配。同社は14日、25.1期通期の連結純利益予想を5.0億円（前期比46.8％減）にすると発表した。市場コンセンサスは46.6億円。

　24.1期通期の連結純利益は9.4億円（前の期比78.7％減）だった。会社計画17.0億円を下回った。車載用電池向けセパレータにおいて一部モデルの単価が下落したほか、民生用途において電動工具の電池需要が落ち込んだ。各子会社への出資比率が前の期と異なることもあり、純利益が大幅に減少した。

★9:03　 笑美面－買い気配　1Q営業益1000万円　各種KPIが堅調
　笑美面<9237>が買い気配。同社は14日、24.10期1Q（11-1月）の営業利益は1000万円だったと発表した。同社は前年同期は四半期財務諸表を作成していないため、前年同期との単純比較は出来ないものの、監査証明を受けていない前年同期の営業益と比較すると黒字転換となった。
　
　人件費・採用費の積み増しを吸収し、メディカルソーシャルワーカーからの紹介数、成約数といった各種KPIも堅調だった。
　

★9:04　 ＧＬＯＥ－売り気配　1Q営業赤字465万円　人員増加など響く
　ＧＬＯＥ<9565>が売り気配。同社は14日、24.10期1Q（11-1月）の連結営業損益は465万円の赤字だったと発表した。前年同期の連結財務諸表が作成されていないため、前年実績との増減率の比較は記載されていない。前年同期の単独営業損益は789万円の黒字だった。

　全国各地で順次開催されたオフラインイベントや、海外で開催された大会の日本向け配信など、行動制限が解除されたことにより幅広い地域で開催されたeスポーツイベントの案件を受注した。一方、人員が増加したことによる諸費用の増加などもあり赤字となった。