後場コメント No.2　商船三井、三菱電、アジャイル、ＴＩＳ、神島化、パナソニック

★12:53　 商船三井－丸三が新規に「買い」　紅海問題による喜望峰ルート迂回は運賃上昇要因
　商船三井<9104>が9日ぶり反発。丸三証券では、紅海問題による喜望峰ルートへの迂回は運賃上昇要因と予想。投資判断は新規に「買い」とし、目標株価を6000円に設定した。

　丸三では、24.3期はドライバルク事業、製品輸送事業などは会社計画通りの着地を見込み、エネルギー事業は原油船やケミカル船などが好調であり上振れ着地を見込む。25.3期については、紅海問題を受けて南アフリカの喜望峰ルートへの迂回をすることによるコンテナ船の需給ひっ迫がコンテナ運賃の上昇要因になると予想。26.3期は注力している安定収益型事業の成長を想定している。

★12:59　 三菱電機－4日ぶり反発　米Ｎｏｚｏｍｉ Ｎｅｔｗｏｒｋｓとセキュリティー事業で協業
　三菱電機<6503>が4日ぶり反発。同社は14日、Ｎｏｚｏｍｉ Ｎｅｔｗｏｒｋｓ（米国、以下Ｎｏｚｏｍｉ）と両社のOT（Operational Technology：制御運用技術）セキュリティー事業の持続的拡大をめざし、長期的な協力関係構築に向けた技術開発およびマーケティングの協業契約を締結するとともにＮｏｚｏｍｉに出資したと発表した。
　
　今回の協業契約の締結により、同社が提供するFA機器・OTセキュリティーソリューションと、Ｎｏｚｏｍｉが提供するOTネットワークの可視化・侵入検知技術とを連携させ、より高いシステムの安全性と連続稼働を両立したOTセキュリティーソリューションを創出するとしている。

★13:02　 アジャイルメディア－後場下げ幅縮小　ウィズコーポレーションと業務提携
　アジャイルメディア・ネットワーク<6573>が後場下げ幅縮小。同社は14日12時55分、音の出る絵本などを企画するウィズコーポレーション（東京都文京区）と業務提携すると発表した。

　同社クライアントに対しノベルティグッズのファンとの「共創」施策を提案するにあたり、グッズの製造だけでなく、企画・導線設計・集客への落とし込み方などにおいて豊富な知見とノウハウを有するウィズコーポレーションの協力を得るとしている。

★13:11　 ＴＩＳ－底堅い　Ｕｍｉ Ｌａｂｓ Ｊａｐａｎとゼロ知識証明に関する協業を開始
　ＴＩＳ<3626>が底堅い。同社は14日、Ｕｍｉ Ｌａｂｓ Ｊａｐａｎ（東京都渋谷区）と、ゼロ知識証明、分散型ID/VC/VP、OAuthを活用したweb2技術とweb3技術の融合で社会実装をめざす協業を3月より開始したと発表した。
　
　今回の協業では、同社が企画・設計・プロデュースを、Ｕｍｉ Ｌａｂｓ Ｊａｐａｎが技術研究開発を担い、web2技術とweb3技術の融合における市場の創造をめざすとしている。

★13:15　 神島化学工業－大幅反発　マグネシウム相場軟調　対日価格、3年ぶり安値＝日経
　神島化学工業<4026>が大幅反発。14日付の日本経済新聞朝刊は、アルミニウム合金の強度を高めるのに使うマグネシウムの相場が軟調だと報じた。
　
　記事によれば、対日輸出価格は約3年ぶりの安値をつけているという。世界最大の生産国である中国が過剰生産を続ける一方で、需要は振るわないようだ。一部の生産者は安値での投げ売りを迫られており、相場に下落圧力がかかっているとしている。

　同社はマグネシウム類の化成品を手掛けていることから、原材料価格の下落による業績改善に期待した買いが入っている。

★13:32　 パナソニックＨＤ－4日ぶり反発　賃貸住宅向けサブスクに家具追加
　パナソニックホールディングス<6752>が4日ぶり反発。同社傘下のパナソニックは14日、賃貸住宅向けサブスクリプションサービス「noiful（ノイフル）」において、家電に加えて家具も備え付けた賃貸住宅の提供を新たに開始すると発表した。

　家電をパッケージで備え付ける「noiful ROOM」で、ベッド、カーテン、照明などを選定した9部屋を提供する。家電と家具でコーディネートした部屋を提供し、持たずに入居し、捨てずに退居できる軽やかなくらしの提案の幅を広げる。今回の物件の管理業務は、アンビションＤＸホールディングス<3300>に委託するとしている。