前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

4/3 5:20 配信

株探ニュース

■しまむら <8227>  7,978円 (-622円、-7.2%)

 東証プライムの下落率6位。しまむら <8227> [東証P]が続急落。1日の取引終了後に25年2月期連結業績予想を発表。売上高6596億2200万円(前期比3.9%増)、営業利益563億6200万円(同1.9%増)、純利益401億9400万円(同0.3%増)と増収増益を見込むものの、営業利益で580億円前後を見込んでいた市場予想を下回ることが嫌気されたようだ。今期はグループ合計で43店舗の出店(退店16店舗)を予定しており、都市部(東京、京阪神地区)の出店を強化するほか、リロケーションやファッションモール形式の出店拡大で店舗の収益性向上を目指す。また、改装は40店舗を予定しており、ストアロイヤルティーの向上などを図るとしている。なお、年間配当は190円と実質増配を予定している。24年2月期決算は、売上高6350億9100万円(前の期比3.1%増)、営業利益553億800万円(同3.8%増)、純利益400億8400万円(同5.4%増)だった。同時に、27年2月期を最終年度とする新中期経営計画を発表した。売上高7190億円、営業利益660億円を目指すとした。事業ポートフォリオの再構築や既存店売上高の底上げ、商品力の強化などを行うほか、都市部を中心に3年間で150店舗の出店を行う方針だ。

■日本電技 <1723>  5,730円 (-160円、-2.7%)

 日本電技 <1723> [東証S]が続落。1日の取引終了後、首都圏を中心に空調計装工事を手掛ける台東設備(東京都墨田区)の全株式を取得し子会社化したと発表したが、反応は限定的のようだ。今回の買収は、近年大型化・高度化が進む空調計装関連事業の一層の体制強化及び品質向上を図るのが狙い。取得価額は非開示。なお今後、業績に重要な影響を与える見込みが生じた場合は開示するとしている。

■コメリ <8218>  3,465円 (-80円、-2.3%)

 コメリ <8218> [東証P]が3日ぶり反落。1日の取引終了後に発表した3月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比4.8%減と2ヵ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。断熱材・電線・エアコンパーツなどのプロ向けの消耗品や、PB商品の展開を強化しているカー用品・ペット用品の販売は堅調だったものの、全国的に気温が低く推移したことで春の農作業やガーデニングに遅れが見られ、肥料・農薬・農業資材や花苗・ガーデニング資材の販売が低調だった。なお、全店売上高は同3.7%減だった。

■リコーリース <8566>  5,180円 (-80円、-1.5%)

 リコーリース <8566> [東証P]が続落。1日の取引終了後、集計中の24年3月期連結業績について、最終利益が従来予想の144億円から108億円(前期比27.4%減)へ下振れて着地したようだと発表しており、嫌気された。保有する有価証券のうち時価が著しく下落したものについて、減損処理による投資有価証券評価損49億9800万円を計上することなどが要因としている。なお、売上高3060億円(同2.4%増)、営業利益206億円(同3.0%減)は従来見通しを据え置いている。

■象印 <7965>  1,450円 (-20円、-1.4%)

 象印マホービン <7965> [東証P]が3日ぶり反落。1日取引終了後に24年11月期第1四半期(23年11月21日-24年2月20日)連結決算を発表し、売上高は前年同期比3.7%増の281億4400万円、最終利益は同5.5%減の26億9500万円だった。通期で増収・最終増益を見込んでいるだけに業績懸念が高まったようだ。国内販売が好調だったほか、価格転嫁が奏功し売上高は増加した。一方、販管費の増加や持ち分法による投資利益の減少などが利益面で響いた。

■ワークマン <7564>  3,985円 (-50円、-1.2%)

 ワークマン <7564> [東証S]が3日ぶり反落。1日の取引終了後に発表した3月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比2.8%減と3ヵ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。降雨量が多くレインウェアなどの雨関連商品は好調に推移したものの、前年と比べて気温が低かった影響で、夏物の衣料品や服飾小物が前年を大幅に下回った。なお、全店売上高は同1.9%増だった。

※2日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース(minkabu PRESS)

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最終更新:4/3(水) 5:33

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