★9:37 飯田GHD-大和が目標株価を引き上げ 下期は業績モメンタムの鈍化を意識させられる局面
飯田グループホールディングス<3291>が小幅高。大和証券では、下期は業績モメンタムの鈍化を意識させられる局面と指摘。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は2400円→2600円に引き上げた。
大和では、営業利益で26/3期が990億円(前期比+23.1%、従来880億円、会社計画930億円)、27/3期が1040億円(同+5.1%、同990億円)と予想している。会社側の上方修正はポジティブだが、今後の在庫調整局面を想定すると、業績モメンタムの鈍化を意識させられる局面ともいえると指摘。高価格帯の好調や断熱・耐震性能の引き上げにより平均売価は上昇しているが、低価格帯での競争力が低下し、全社的な販売棟数の停滞要因となっているという。子会社ごとに、価格帯毎の顧客属性に即した品揃えを進める販売戦略を強化しようとしており、今後の成果に期待している。
★9:40 カヤバ-急騰 通期営業益を上方修正 増配も発表
カヤバ<7242>が急騰。同社は12日、26.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を従来の225億円から310億円(前期比36.7%増)に、年間配当予想を120円から150円に上方修正すると発表した。
想定よりも需要が堅調に推移していることや、為替が想定より円安に推移していること、米国における関税措置による影響額および最新の市場見通しを反映した結果、従来予想を上回る見通し。下期の想定為替レートは1米ドル143円、1ユーロ165円となる。配当については、中間配当を従来予想の60円に対し75円に決定し、期末配当予想を60円から75円に引き上げる。
26.3期上期(4-9月)の連結営業利益は207億円(前年同期比2.5倍)だった。
★9:40 Abalance-急落 26.3期第2四半期決算短信の開示を延期
Abalance<3856>が急落。同社は12日に、2025年11月14日に予定していた 26.3期第2四半期決算短信の開示を延期するとともに、第27期半期報告書の提出期限の延長申請を検討すると発表した。
外部の第三者委員会から、「監査等委員会による2024年3月13日付調査報告書に関する再調査」や「大和町太陽光発電所に係る減損および申請書類に対する調査」などの事実関係に関する各調査や類似事象の有無の調査などに関する内容の調査を受けることとなった。現在もこれら調査が継続していることから、今後第三者委員会から調査報告を受ける予定となっており、財務諸表への影響などについても現時点では未定となっている。
このような状況から、監査法人から期中財務諸表に対する期中レビュー報告書を発行することが困難である旨の報告を受けたため、26.3期第2四半期決算短信の開示の延期などを行うこととした。延期後の決算発表については、2026年1月13日を予定している。
併せて、未定としていた26.3期の中間配当を3円(前期は0円)に決定することも発表した。期末配当予想は引き続き未定としている。
★9:41 Finatext-急落 上期営業益11%減 フィンテックシフト事業が赤字着地
Finatextホールディングス<4419>が急落。同社は12日、26.3期上期(4-9月)の連結営業利益は3.6億円(前年同期比10.8%減)だったと発表した。
金融機関向けにデジタルトランスフォーメーションおよびデジタルマーケティングの支援を行うフィンテックシフト事業において、前年同期のフロー収益が大きかった影響により、減収、セグメント赤字となったことなどが響いた。
★9:48 森永製菓-急落 通期営業益を上方修正 コンセンサス下回る
森永製菓<2201>が急落。同社は12日、26.3期通期の連結営業利益予想を従来の214億円から223億円(前期比4.9%増)に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは229億円。
下期における国内主要事業・米国事業の消費環境、価格改定をはじめとした収益性改善の継続や、原材料価格の高騰影響の軟化などを踏まえた。
26.3期上期(4-9月)の連結営業利益は134億円(前年同期比3.7%減)だった。上期の会社計画は124億円。in事業の苦戦などがあったものの、価格改定効果の順調な発現により計画を上回った。
なお、通期の見通しがコンセンサス下回ることから、株価は売りが優勢となっている。
★9:59 イーディーピー-急落 上期は営業赤字5.1億円 26.3期通期の業績予想を未定に修正
イーディーピー<7794>が急落。同社は11月12日、26.3期上期(4-9月)の連結営業損益は5.1億円の赤字(前年同期は5.5億円の赤字)だったと発表した。種結晶の売上高が大幅に減少した。基板およびウエハや工具素材の売上高の減少も響き、赤字継続となった。
併せて、26.3期通期の業績予想を未定にすることも発表。修正前は、26.3期通期の連結営業損益予想を7700万円の赤字としていた。
SFD Indiaの輸入業務の許可取得が完了せず、事業の開始が遅れている。それによって計画していたインド国内での種結晶の販売ができず、原石の加工依頼も行えない状況となっている。また、輸出貿易管理令が2025年5月に改正された後の運用について当局などとの交渉を行っており、輸出許可申請先についても未確定の状況となった。
このため、輸出許可の取得にどの程度の期間が必要なのか分かっておらず、同社製品、とりわけ種結晶の輸出に対してどのような影響となるかを見極める必要がある。宝石の販売は開始した直後であり、通期の予想は、現時点では難しい状況にある。これらを踏まえ、種結晶と宝石の売り上げ予想を未定とし、26.3期通期の業績予想についても未定とした。
畑尾
最終更新:11/13(木) 11:30