前場コメント No.6　住友不、ミズホリース、ＮＴＴＤＩＭ、オリンパス、デクセリアルス、日精工

★9:22　 住友不動産－3日ぶり大幅反発　2024年の公示地価　全国平均2.3％上昇
　住友不動産<8830>が3日ぶり大幅反発。国土交通省が26日に発表した2024年の公示地価において、全用途の全国平均が前年比2.3％上昇したことが材料視されている。

　27日付の日本経済新聞朝刊によれば、伸び率が2％を超えるのは1991年の11.3％以来だという。バブル崩壊後は日本の地価は長らくマイナス圏に沈んだが、足元で日経平均株価が史上最高値をつけ、物価や賃上げにも勢いが目立つなかで地価も潮目が変わりつつあるとしている。

　公示価格の上昇を受け、不動産株が買われる展開となっている。三井不動産<8801>、三菱地所<8802>なども高い。

★9:24　 みずほリース－続伸　自律ロボット遠隔支援サービス展開のキビテクへ出資
　みずほリース<8425>が続伸。同社は27日、CVCファンドを通じ、、自律ロボット遠隔支援サービスHATSを展開するキビテク（東京都品川区）へ出資したと発表した。
　
　同投資を通して、ロボットの社会実装を加速させ、同社の顧客を始めとした事業者が直面する労働力不足などの社会的課題の解決に貢献していくとしている。

★9:25　 ＮＴＴＤＩＭ－続伸　マネージドサービス領域でビジネスブレイン太田昭和と連携。
　ＮＴＴデータイントラマート<3850>が続伸。同社は26日、ビジネスブレイン太田昭和<9658>（以下ＢＢＳ）が展開するマネージドサービス領域において、事業連携すると発表した。
　
　連携により、ＢＢＳは、両社のノウハウを掛け合わせた高付加価値なマネージドサービスを提供し、顧客課題を業務・システムの両側面から総括的にサポートしていくとともに、同社においても持続的なさらなるintra-mart事業の拡大をめざすとしている。

★9:33　 オリンパス－4日ぶり反発　3745万株の自己株を消却　割合は3.08％
　オリンパス<7733>が4日ぶり反発。同社は26日、3744万6500株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は4月30日。消却前の発行済株式総数に対する割合は3.08％となる。

★9:34　 デクセリアルズ－岩井コスモが目標株価引き上げ　株価水準の是正続く
　デクセリアルズ<4980>が大幅に5日続伸。岩井コスモ証券では、株価水準の是正続くと判断と判断。投資判断「A」を継続、目標株価を4900円→7450円と引き上げた。

　24.3期は期初予想を大幅に上振れる見通し。競争優位にある製品が着実に売り上げを伸ばしており25.3期も好調を持続できよう。岩井コスモでは、既存製品では差別化によりシェアを拡大する一方、光半導体など成長分野に新規参入するなど市場の変化に機敏に対応できるスピード感のある経営に注目。株価は上昇したが、依然としてバリュエーションに割安感がありさらなる上昇が期待できようと指摘している。

★9:37　 日本精工－続伸　欧州の稼働時間3割減　一部工程をアジア拠点に移管へ＝日経
　日本精工<6471>が続伸。27日付の日本経済新聞朝刊は、同社が産業機械事業の生産体制を再編すると報じた。記事によれば、欧州の一部工場の生産能力をフル稼働時に比べ3割減らし、一部工程を2025年度までにアジア地域の拠点に移管するという。需要が低迷する欧州事業の収益改善を急ぐとしている。