29日の中国本土市場概況:上海総合1.01%高で続伸、造船株が高い

3/29 17:25 配信

フィスコ

29日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比30.51ポイント(1.01%)高の3041.17ポイントと続伸した。

前日の好地合いを継ぐ流れ。前場にプラス圏でもみ合い、後場かけて上げ幅を拡大した。中国政府による景気対策に対する期待も根強い。「国家隊」と呼ばれる中国の政府系投資会社、中央匯金投資有限責任公司による買い支えの動きも好感されている。このところの下落基調を受け、押し目買いの動きも広がった。ただ、上値は限定的。香港市場がグッドフライデーで休場となっているほか、半導体を巡る米中対立の激化懸念がくすぶっている。(亜州リサーチ編集部)

業種別では、船舶製造の上げが目立つ。中国船舶工業(600150/SH)が6.9%高、中船科技(600072/SH)が4.6%高、中船海洋与防務装備(600685/SH)が3.5%高で引けた。

石油セクターも高い。中海油田服務(601808/SH)がストップ高。中国石油天然気(601857/SH)が6.8%、上海龍宇数据(603003/SH)が4.6%ずつ上昇した。ほか自動2輪車、アパレル、非鉄金属関連もなども買われている。

半面、印刷・包装株はさえない。上海龍ウン文創科技集団(603729/SH)が6.8%、成都博瑞伝播(600880/SH)が1.05%、上海易連実業集団(6008360/SH)が0.3%ずつ下落した。このほかメディアエンターテイメント、醸造関連も売られている。

一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.00ポイント(0.40%)高の253.94ポイント、深センB株指数が0.83ポイント(0.08%)高の1085.06ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)

《CS》

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最終更新:3/29(金) 17:33

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