欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米国経済のソフトランディング期待残る

3/29 17:25 配信

フィスコ

29日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。本日は聖金曜日の祝日のため欧米主要市場は休場となるため、主要通貨の為替取引は動意薄となる見込みだが、米国経済のソフトランディング期待は失われていないため、リスク回避のドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

1ドル=152円以上の水準にドルが浮上すれば、日本政府・日本銀行による為替介入が実施される可能性は消えていないため、リスク回避の米ドル売り・円買いがドル・円相場を下押ししそうだ。ただ、日本銀行は緩和的な金融環境を当面維持する方針であること、米国の利下げ開始時期の後ずれや規模の縮小などタカ派的な政策方針を強めるとの見方は強い。欧州中央銀行、英中央銀行、スイス中央銀行など他の主要中銀が金融緩和に傾くなか、目先的にはドル選好地合いが続く可能性がありそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・21:00 南ア・2月貿易収支(1月:-94億ランド)
・21:30 米・2月個人所得(前月比予想:+0.4%、1月:+1.0%)
・21:30 米・2月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.5%、1月:+0.2%)
・21:30 米・2月コアPCE価格指数(前年比予想:+2.8%、1月:+2.8%)
・21:30 米・2月卸売在庫速報値(前月比予想:+0.2%、1月:-0.3%)
・24:15 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁冒頭あいさつ
・24:30 パウエル米FRB議長対談
・グッドフライデー休場:独、スイス、英、米、カナダなど


《CS》

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最終更新:3/29(金) 17:31

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