話題株ピックアップ【夕刊】(1):巴、あみやき、東エレデバ

3/26 15:15 配信

株探ニュース

■巴コーポレーション <1921>  743円  +81 円 (+12.2%)  本日終値
 巴コーポレーション<1921>が5日ぶりに急反発。700円台に乗せ、2004年9月以来、およそ19年半ぶりの高値圏に浮上した。25日の取引終了後、持ち分法適用関連会社である巴技研と泉興産の株式を追加取得し、連結子会社化すると発表した。これに伴い、2025年3月期第2四半期(7~9月)において、段階取得に関連する差益や負ののれん発生益として100億円程度の特別利益を計上する見込みとしており、ポジティブ視されたようだ。巴技研は格納庫扉開閉装置や免振デバイスなどを手掛けており、巴の鉄構建設事業とのシナジー効果の観点で連結子会社化を決めた。不動産賃貸業を手掛ける泉興産は東京都中央区のパークタワー勝どきなど、都心に多数の物件を保有。巴の不動産部門との協働体制を構築していく。

■エニマインド <5027>  1,107円  +92 円 (+9.1%)  本日終値
 AnyMind Group<5027>が後場一段高。同社はきょう、ECモール集客に特化した公募型インフルエンサーマーケティングサービスの提供を開始したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。このサービスは、商品や各ECモールの特徴、規約にあわせたインフルエンサーマーケティング施策を提案するもの。インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」に蓄積された63万人のインフルエンサーのデータに基づき、最適なインフルエンサーをキャスティングし、SNS経由でのECモールの売り上げを増加させるという。

■あみやき亭 <2753>  5,480円  +420 円 (+8.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位
 あみやき亭<2753>が5連騰し昨年来高値を更新。25日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を18億円から22億2000万円(前期比5.3倍)へ、純利益を9億7000万円から12億5000万円(同9.5倍)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を40円から50円へ引き上げたことが好感された。売上高は、新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置づけが5類に移行後の客足の戻りに遅れが生じたことで、346億円から332億円(同16.3%増)へ下方修正したが、銘柄牛の商品提供などの付加価値商品をはじめとした適正な価格政策や、事業ポートフォリオの最適化を見据えた業態変更、不採算店舗の撤退による収益力改善の取り組みなどを実施していることが利益を押し上げる。また、子会社化したニュールックの業績が順調に推移していることも寄与する。なお、年間配当予想は90円(前期40円)となる。

■東エレデバ <2760>  6,990円  +420 円 (+6.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位
 東京エレクトロン デバイス<2760>が大幅反発。午前11時ごろ、ロボットの遠隔操作に関するソリューションを提供するリモートロボティクス(東京都港区)とパートナー契約を締結したと発表しており、好材料視された。東エレデバでは、ロボットビジョンシステムを構築する制御システム及びそのシステムを内蔵した操作盤やビジョン機器をまとめた製品である成長型ビジョンオートメーションシステム「TriMath」を展開している。今回のパートナー契約締結により、「TriMath」にリモートロボティクスの業務設定・アサイン・ロボットの遠隔操作などリモートワークに寄り添う機能を備えた法人向けクラウドサービス「Remolink」を実装することで、撮像した画像を元に遠隔でロボットを操作することが可能になり、「ロボットの不具合に遠隔で対処したい」といった顧客のニーズに対応するとしている。

■新東工業 <6339>  1,230円  +71 円 (+6.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
 新東工業<6339>は急速人気化、一時7%を超える上昇で1200円台半ばまで上値を伸ばした。自動車向けを主力に鋳造機械を製造販売するほか、表面処理装置でも高い実績を誇る。25日取引終了後、24年3月期の最終利益の修正を発表、従来予想の42億円から64億円(前期比3%増)に大幅増額し、大幅減益予想から一転増益に転じ、同時に過去最高益更新する見通しとなった。政策保有株の一部売却に伴う特別利益を計上することが理由。一過性の増額要因とはいえ、これに伴い時価予想PERは10倍前後まで低下、PBRも0.5倍台と超割安圏にあり、水準訂正狙いの大口買いを誘導している。

■セーレン <3569>  2,738円  +105 円 (+4.0%)  本日終値
 セーレン<3569>が反発。25日の取引終了後、24年3月期の期末配当予想を23円から30円に増額修正すると発表。あわせて株主優待制度の拡充を発表しており、これらが好感された。年間配当額は中間配当23円とあわせ、53円(前期46円)となる見込み。株主優待の拡充では現行分(毎年9月末、3月末に100株以上保有する株主に自社商品割引販売)に加え、毎年3月末に100株以上を保有する株主に対して自社商品購入に使える株主優待クーポン3000円分を贈呈する。今年3月から実施する。

■円谷フィHD <2767>  1,777円  +59 円 (+3.4%)  本日終値
 円谷フィールズホールディングス<2767>が反発。25日の取引終了後、「NISHIJIN(西陣)」ブランドで知られる遊技機メーカーのソフィア(群馬県桐生市)の発行済み株数の51%を取得し子会社化したと発表しており、好材料視された。ソフィアは、パチンコホール向け島設備(補給装置・設備機器)の設置・施工を行うエース電研、プラスチック成型や組み立てを担うアサヒ、電子部品・機器製造のエス・イー・エルの子会社3社を有しており、ソフィアグループとの協業は、遊技空間のイノベーションを図るうえで大きなシナジーをもたらすと判断したという。取得価額は31億6200万円。なお、24年3月期業績への影響は軽微としている。

■上新電機 <8173>  2,417円  +73 円 (+3.1%)  本日終値
 上新電機<8173>が朝安後に切り返した。26日午前11時、中期経営計画で策定した配当政策を変更したと発表。これを材料視した買いが入った。これまで配当性向の目安を30%以上としていたが、変更後は40%以上とする。24年3月期より新たな方針を適用する。

■イオン北海道 <7512>  923円  +27 円 (+3.0%)  本日終値
 イオン北海道<7512>が反発。25日の取引終了後、集計中の24年2月期単独業績について、売上高が従来予想の3310億円から3331億円(前の期比5.0%増)へ、営業利益が88億円から103億円(同23.4%増)へ、純利益が48億円から62億円(同31.8%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。特に食品部門でプライベートブランドや開発商品の積極的な販売を行ったことで、売上高が計画を上回ったことに加えて、省エネ・省人化への投資を継続実施したことも利益を上振れさせた。また、期末一括配当も12円から16円へ増額した。

■じげん <3679>  629円  +14 円 (+2.3%)  本日終値
 じげん<3679>が続伸。25日の取引終了後、24年3月期の期末一括配当予想を5円から6円50銭(前期4円)に増額修正したことが好感された。上場10周年を記念して1円50銭の記念配当を実施する。

株探ニュース(minkabu PRESS)

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最終更新:3/26(火) 18:25

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