日経平均は396円高と反発、米株高受け買い戻し=14日後場
日経平均株価は14日、前週末比396円78銭高の3万3982円36銭と反発。TOPIX(東証株価指数)は21.60ポイント高の2488.51ポイントとなった。前週末の米株高を受けて見直し買いが広がった。米トランプ政権の関税政策をめぐっては、中国が対抗関税の打ち止めを表明したほか、スマートフォンや半導体製造装置が除外されるとされた。スマホや半導体については、別の課税が改めて表明される見込みだが、全体的に貿易戦争への警戒感が後退した。
日経平均は前場に740円1銭高の3万4325円59銭まで上昇。その後は為替が再び円高方向にフレたこともあり、上値が重くなったものの、3万4000円割れ水準では押し目買いを呼び込んだ。後場は比較的狭い値幅でもみ合った。
東証プライム市場の出来高は16億8974万株、売買代金は3兆8791億円。騰落銘柄数は値上がりが1322銘柄、値下がりは276銘柄、変わらずは39銘柄だった。
業種別では29業種が上昇し、4業種が値下がりした。中外薬 <4519> 、久光薬 <4530> 、塩野義薬 <4507> など医薬品が買われ、河合楽 <7952> 、NISSHA <7915> などその他製品も高い。保土谷化 <4112> などの化学株や、味の素 <2802> などの食品株も上昇した。一方、川崎汽 <9107> をはじめ海運大手が軟調だった。
個別では好決算のローツェ <6323> やジンズHD <3046> が急伸し、リガクHD <268A> 、KOKUSA <6525> 、大黒天 <2791> なども買われた。半面、寿スピリッツ <2222> 、IDOM <7599> 、PRTIME <3922> 、TSIHD <3608> 、イオンファン <4343> などが売られている。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:4/14(月) 15:42