前場コメント No.5 アルトナー、ディスコ、東エレク、トヨタ、スバル興、ファナック

12/10 11:30 配信

トレーダーズ・ウェブ

現在値
アルトナー2,033-22
ディスコ41,620-530.00
トヨタ2,942+107
ホンダ1,427.5-5
東エレク23,6400

★9:12  アルトナー-7日ぶり反落 3Q累計営業益16%増も利益確定の売り
 アルトナー<2163>が7日ぶり反落。同社は9日、25.1期3Q累計(2-10月)の営業利益が13.5億円(前年同期比16.0%増)だったと発表した。研修施設の増床関連費用、採用関連投資費用などを増収が吸収したとしている。

 なお、株価は、決算発表前に期待買いが入っていたことから、利益確定の売りが優勢となっている。

★9:12  ディスコー-東海東京が新規に「Outperform」 生成AIにより中工程、後工程の重要性が高まる
 ディスコ<6146>が反発。東海東京インテリジェンス・ラボでは、生成AIにより中工程、後工程の重要性が高まると指摘。投資判断は新規に「Outperform」でカバレッジを開始し、目標株価は50200円に設定した。

 東海東京では、主な理由として、(1)生成AI用GPU向けでHBM、アドバンスドパッケージの需要増、(2)SiCの需要増によるウエハメイク、デバイスの薄化向け装置の成長、などを挙げた。これまで半導体の性能向上を牽引してきた微細化の進展が限界に近付きつつあり、中工程、後工程の重要性が増す中、生成AIに対するポジションを持てる銘柄であるという。HMBでは薄化工程でグラインダの需要が増加するとコメント。アドバンスドパッケージでは、CoWoS向けに装置、消耗品を提供しているとみており、CoWoSはNVIDIAのGPUのパッケージング等に用いられる技術で、需要は拡大すると予想している。

★9:12  東京エレクトロン-東海東京が新規に「Outperform」 NAND向けエッチングのシェア獲得に注目
 東京エレクトロン<8035>が反発。東海東京インテリジェンス・ラボでは、設備投資の続伸とNAND向けエッチングのシェア獲得に注目。投資判断は新規に「Outperform」でカバレッジを開始し、目標株価は28600円に設定した。

 東海東京では、主な理由として、(1)TELは市場全体の影響を受ける銘柄であり、半導体の在庫循環は27/3期まで堅調を保つと予想するため、(2)NAND向け極低温エッチングでシェア上昇を見込むことを挙げた。現在の半導体マーケットは、生成AI関連(アクセラレータ・GPU、HBMやアドバンスドパッケージ等)が好調、成熟ノードやNANDが不調であり半導体需要は「まばら」な状態であると指摘。TELはややDRAM比率が高いことからHBM好調の恩恵を受けやすいが、シェアが高いため市場全体の影響を受けると考えている。

★9:13  トヨタ-続伸 中国の景気浮揚期待で円安進行 1ドル151円台に
 トヨタ自動車<7203>が続伸。円安進行が好感されている。

 9日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、中国の景気浮揚期待を背景に投資家心理が楽観に傾いたことでリスク・オンの円売りが優勢。足元では1ドル151.4円台(前日の東証大引け時点で150.1円程度)まで円安が進行している。

 為替感応度の高い自動車株が軒並み高く、ホンダ<7267>、スズキ<7269>、三菱自動車<7211>なども堅調に推移している。

★9:16  スバル興業-反落 3Q累計営業益10%減 道路関連事業で減収
 スバル興業<9632>が反落。同社は9日、25.1期3Q累計(2-10月)の連結営業利益が35.4億円(前年同期比10.3%減)だったと発表した。道路関連事業において、橋梁補修工事をはじめとする各種工事の受注に努めたものの、競争の激化や人手不足の影響もあり、減収となったことなどが響いた。

★9:17  ファナック-急騰 中国政府が景気対策強化を表明 中国関連に買い
 ファナック<6954>が急騰。中国政府が9日、従来よりも強い表現を用いて2025年に金融緩和と財政支出の拡大を進める方針を示したことが材料。

 これを受けて、前日の香港ハンセン指数は2.8%高、9日の米国市場でもナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数が8.5%高となった。

 これを受けて、10日の東京市場でも中国関連とされる銘柄の多くが買われており、同社ほか、安川電機<6506>、資生堂<4911>などが高い。

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最終更新:12/10(火) 11:30

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