前場コメント No.10　テンポスＨＤ、シンシア、ｉｓｐａｃｅ、ニトリＨＤ、コラボス、アステラス薬

★10:38　 テンポスＨＤ－急騰　ぐるなびが同社とFC契約　厨房機器販売店展開＝日経
　テンポスホールディングス<2751>が急騰。日本経済新聞電子版は25日9時36分ごろ、ぐるなび<2440>が厨房機器を扱う販売店を4月5日に都内で開店すると報じた。

　記事によれば、同社が展開する中古厨房機器販売店を、フランチャイズチェーン（FC）契約で出店するとしている。

★10:39　 シンシア－上げ幅拡大　子会社が「メルカリShops」とAPI連携
　シンシア<7782>が上げ幅拡大。同社は25日10時、子会社のタロスシステムズが、メルカリ<4385>のEコマースプラットフォーム「メルカリShops」とAPI連携を開始すると発表した。

　リユース特化型POSシステム「タロスPOS」と「メルカリShops」の連携により、複数店舗、実店舗併売など煩雑となる在庫の一元管理が可能となる。ユーザーの業務負担を軽減し、さらなる販売チャンスの拡大へつなげるとしている。

★10:40　 ｉｓｐａｃｅ－小動き　海外公募株数を変更
　ｉｓｐａｃｅ<9348>が小動き。同社は25日8時、13日に発表した海外募集における新株式の発行について、発行株数を変更すると発表した。

　従来2059万1900株としていたが、1250万株に変更する。

★10:49　 ニトリＨＤ－3日続伸　神田財務官が円安けん制発言　円安一服に期待か
　ニトリホールディングス<9843>が3日続伸。財務省の神田真人財務官による円安けん制の発言が材料視されているもよう。

　25日9時14分の日本経済新聞電子版記事によれば、神田財務官が同日に記者団の取材へ応じ、外国為替市場で進む円安について投機的だと指摘したうえで「行き過ぎた変動にはあらゆる手段を排除せずに適切な行動を取る。すでに準備はできている」と語ったとしている。

　きょうのドル円相場は151円台前半で推移しており、151.10円を下回る場面も見られた。円高進行により、輸入コストの低下が期待されることから、同社や神戸物産<3038>などに買いが入っているようだ。

★11:00　 コラボス－3日ぶり反落　通期営業益を下方修正　赤字拡大の見通し
　コラボス<3908>が3日ぶり反落。同社は22日、24.3期通期の営業損益予想を従来の1.8億円の赤字から3.0億円の赤字（前期は1.0億円の黒字）に下方修正すると発表した。
　
　主に@nyplaceにおける大型案件の減席などに伴い、月額利用料が減少した。ほか、各種新サービスについて、さらなる顧客ニーズ充足のための追加機能開発を優先したことにより、サービスリリースが計画より遅延したことで、新規獲得見込み案件の機会損失や受注時期の後ろ倒しが発生したことが響いた。
　
　併せて、下方修正を踏まえ、経営責任を明確にするため役員報酬を減額すると発表した。

★11:08　 アステラス製薬－底堅い　前立腺がん治療剤について欧州ＣＨＭＰが販売承認勧告を採択
　アステラス製薬<4503>が底堅い。同社は25日、経口アンドロゲン受容体阻害剤であるXTANDITMについて、欧州医薬品庁の欧州医薬品委員会（ＣＨＭＰ）が、3月22日（現地時間）に、サルベージ放射線療法が適応とならない生化学的再発のリスクが高い非転移性ホルモン感受性前立腺がんの成人男性に対する、XTANDITM単剤療法、またはアンドロゲン除去療法との併用療法の適応追加に関する販売承認勧告を採択したと発表した。
　
　ＣＨＭＰの販売承認勧告に従い、欧州連合に加盟している全27カ国のほか、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーで医薬品を承認する権限を持つ欧州委員会が、2024年6月までに最終的な承認可否を判断する見込みだとしている。