＜米国株情報＞メタ、パスワード保存方法で約１４５億円の制裁金

　アイルランドの個人データ保護委員会（ＤＰＣ）は２７日、「フェイスブック」を運営するメタ・プラットフォームズ＜ＭＥＴＡ＞がＥＵ（欧州連合）の「個人情報保護に関する一般データ保護規則（ＧＤＰＲ）」に違反したとして、９１００万ユーロ（約１４５億円）の制裁金を科したと明らかにした。

　ＤＰＣによると、１９年３月にメタがユーザーのパスワードの一部を暗号保護や暗号化を行わない平文形式で社内データシステムに保存していたことが報告され、同４月からＥＵの一般データ保護規則に準拠しているか調査を開始していた。２４年６月にＥＵ域内の他のＤＰＣに処分案を提出し、異議がなかったことから２６日に最終決定したとしている。

　ＤＰＣのグラハム・ドイル副委員長は、「データにアクセスする人物から生じる悪用リスクを考慮すると、ユーザーのパスワードは平文で保存すべきではないことは広く認められている」と指摘している。

　経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、メタはこの問題に対処するため、直ちに措置を講じ、それらのパスワードが悪用されたり、不適切にアクセスされたりした証拠はないとしている。

＜関連銘柄＞
　ＮＡＳＤ投信 <1545> 、ＮＹダウ投信 <1546> 、上場米国 <1547> 、
　ＳＰＤ５００ <1557> 、ＮＹダウ <1679> 、ＮＹダウブル <2040> 、
　ＮＹダウベア <2041>

提供：ウエルスアドバイザー社