前場コメント No.1　ＪＲ東海、ピジョン、ファーストリテイ、スギＨＤ、良品計画、ニトリＨＤ

★9:01　 ＪＲ東海－8日ぶり反発　静岡県の川勝知事　辞意を表明
　ＪＲ東海（東海旅客鉄道）<9022>が8日ぶり反発。静岡県の川勝平太知事が2日に辞職の意向を明らかにしたと伝わったことが材料視されている。

　3日付の日本経済新聞朝刊によれば、1日に実施した静岡県庁の入庁式において、訓示で職業差別と捉えられかねない発言があったという。県庁で記者団に対し「よく考えてみたが、6月の議会をもって職を辞そうと思っている」と述べたようだ。発言内容については「メディアの切り取り」と話し、不適切ではなかったと強調したとしている。
　
　同社が計画しているリニア中央新幹線の建設については、静岡県の反対を受けて難航している。県トップの辞職意向を受け、今後の建設計画が進むとの期待から株価が買われている。

★9:01　 ピジョン－大和が目標株価引き下げ　配当利回りが株価を一定程度支える
　ピジョン<7956>が続落。大和証券では、配当利回りが株価を一定程度支えると判断。投資判断「3（中立）」を継続、目標株価を1600円→1480円と引き下げた。

　大和では、5％台前半の配当利回りが株価を一定程度支えると考えるが、足元業績は厳しいとみている。会社の意欲的な販促実施の成果も含め、四半期業績を逐次確認していくべきと指摘している。

★9:02　 ファストリ－反落　3月国内ユニクロ既存店売上高1.5％減　全店は1.0％増
　ファーストリテイリング<9983>が反落。同社は2日、3月度の国内ユニクロ既存店+Eコマースの売上高は前年同月比1.5％減だったと発表した。直営店+Eコマースの売上高は同1.0％増だった。

　月を通して気温が低く推移し、春物商品の販売が伸び悩んだことが響いた。

★9:02　 スギＨＤ－3日ぶり反発　今期営業益9％増見込む　前期は16％増
　スギホールディングス<7649>が3日ぶり反発。同社は2日、25.2期通期の連結営業利益予想を400億円（前期比9.2％増）にすると発表した。コンセンサス予想は393億円。

　中期経営計画で掲げた売上高1兆円の達成に向けた各種取り組みを加速させるとしている。

　24.2期通期の連結営業利益は366億円（前年同期比15.7％増）だった。調剤領域、物販領域で各種施策に取り組むとともに、積極的な出店により店舗数は1718店舗（前期末比153店舗増）となった。

★9:03　 良品計画－買い気配　3月度の国内既存店売上高16％増
　良品計画<7453>が買い気配。同社は2日、3月度の国内における直営既存店+オンラインストア売上高は前年同月比16.1％増だった発表した。直営全店+オンラインストア売上高は同25.3％増となった。

　会員向けセール「無印良品週間」（3月15日～3月25日）の開催日数は前年と同等だったが、新商品の効果や事前に在庫を積み上げたことで、生活雑貨および食品を中心に前年実績を上回った。前年より土日祝日が2日多かったことも4ポイント押し上げた。

★9:03　 ニトリＨＤ－底堅い　3月度の国内既存店売上高15％増　通期では3％増
　ニトリホールディングス<9843>が底堅い。同社は2日、3月度の国内既存店売上高は前年同月比14.6％増だったと発表した。24.3期通期では前の期比2.9％増となった。

　TVコマーシャル効果、グループ1000店舗達成記念祭により、リビングルーム、ベッドルーム家具、キッチン用品、寝具寝装品などの売り上げが好調に推移した。