東証グロ-ス指数は反落、売り一巡後はマイナス圏でもみ合う展開/グロース市況
東証グロ-ス指数は反落、売り一巡後はマイナス圏でもみ合う展開
東証グロース市場指数:817.02 (-2.94)
出来高:3億1568万株
売買代金:1310億円
東証グロース市場250指数:635.47 (-2.71)
出来高:1億1070万株
売買代金:767億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数は反落、値上がり銘柄数は235、値下り銘柄数は319、変わらずは39。 本日のグロース市場は軟調な展開となった。前日25日の米国市場のダウ平均は4日続伸。トランプ次期大統領が財務長官を指名し、不透明感払拭や極端な政策への懸念が後退。また、イスラエル政府がヒズボラと停戦合意に向けた閣議開催との報道で中東情勢の悪化懸念が緩和し、株式相場は続伸した。長期金利の低下も支援し、終日相場は堅調に推移。 主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、東証グロース市場指数は上昇スタート。ただ、即座に切り返してマイナス圏に転落、朝方に下げ幅を広げると、その後はマイナス圏での軟調推移が続いた。トランプ次期大統領が、カナダ、メキシコに対して25%、中国には10%の関税を新たにかけるとSNSで発表したことから個人投資家心理が悪化、東京市場全体で貿易摩擦が警戒された。ただ、好材料や好決算を発表した新興株には一部物色が向かっていた。 個別では、前日まで急騰していたBTM<5247>が利食い売り優勢から10%安で値下がり率トップに、直近右肩上がりで推移していたアスア<246A>も利益確定売りが優勢となり7%安となった。また、直近軟調な展開が続いているデータセクション<3905>が6%安となった。時価総額上位銘柄では、GENDA<9166>やカバー<5253>などが軟調に推移、値下り率上位には、トリプルアイズ<5026>、フルッタフルッタ<2586>、アイビス<9343>などが顔を出した。 一方、がん治療用候補抗体ヒト化DLK-1抗体に関して中国における特許査定通知を受領したカイオム<4583>が15%高で値上がり率トップに、24年12月期業績予想及び配当予想の上方修正を発表したLAホールディングス<2986>が7%高となった。また、「ごっこランドEXPO」の参加者数が1万人突破したキッズスター<248A>が上昇した。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やフリー<4478>などが堅調に推移、値上がり率上位には、ログリー<6579>、シャノン<3976>、アンビDX<3300>などが顔を出した。 東証グロース市場Core指数では、カバー、GENDA、ライフネット<7157>などが下落した。
フィスコ
最終更新:11/26(火) 17:20