後場コメント No.1　コメリ、島津製、日本オラクル、メディ一光、東建物、双日

★12:31　 コメリ－底堅い　1日から771品目を値下げ
　コメリ<8218>が底堅い。同社は5日、4月1日から新たに771品目の値下げを行ったと発表した。独自の流通網と全国約1200店舗のマス・メリットを活用して商品の値下げを行い、「とく得値」として販売しているとした。

★12:34　 島津製作所－反落　米販売代理店を買収
　島津製作所<7701>が反落。同社は5日、4月1日付で米国子会社のＳｈｉｍａｄｚｕ　Ｐｒｅｃｉｓｉｏｎ　Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓ（以下ＳＰＩ）を通じて、販売代理店であるＣａｌｉｆｏｒｎｉａ　Ｘ－ｒａｙ　Ｉｍａｇｉｎｇ　Ｓｅｒｖｉｃｅｓ（以下ＣＩＳ）の全株式を取得して、同社をＳＰＩの子会社としたと発表した。
　
　ＣＩＳは、ＳＰＩの医用機器事業会社であるＳｈｉｍａｄｚｕ　Ｍｅｄｉｃａｌ　Ｓｙｓｔｅｍｓ　ＵＳＡの傘下となり、中期経営計画で医用機器事業の重要施策として掲げる「直接販売地域の拡大」を実現して、顧客との関係強化と収益性の向上を図るとしている。

　なお、株価への好影響は限定的となっている。

★12:43　 日本オラクル－底堅い　北海道内の総合行政情報システム移行に向けＨＤＣと連携強化
　日本オラクル<4716>が底堅い。同社は5日、北海道を中心にソフトウェア開発、システム・コンサルティング、システム・ネットワーク設計などの事業を展開するＨＤＣ（北海道札幌市）との連携を強化すると発表した。
　
　ＨＤＣが提供する地方自治体向け総合行政情報システム「STARS V3」をガバメントクラウドに採択された「Oracle Cloud Infrastructure（OCI）」に対応し、ＨＤＣのパートナー企業が保有するパッケージ製品を含めOCIを活用した幅広いサポートとサービスを提供するとしている。

★12:52　 メディカル一光－大幅高　きょう本決算発表の予定　サプライズ期待で買いか
　メディカル一光グループ<3353>が大幅高。きょう24.2期の本決算発表を予定していることが材料視されているもよう。

　イオン<8267>系の調剤薬局チェーンである同社は3Q（3-11月）時点で会社計画に対し業績が堅調に推移しており、サプライズに期待した買いが入っているようだ。後場は前日比16％高まで買われる場面がみられた。

　きょう決算発表を予定する銘柄の中では、キユーピー<2809>、東海ソフト<4430>、カルラ<2789>なども買われている。

★13:06　 東京建物－ＳＭＢＣ日興が目標株価を引き上げ　含み益を織り込む局面
　東京建物<8804>がもみ合い。ＳＭＢＣ日興証券では、不動産各社の資産価値を織り込む局面と判断。投資評価は「2（中立）」を継続、目標株価は2300円→2600円に引き上げた。

　ＳＭＢＣ日興では、（1）マクロでのインフレ・資産価値向上期待、（2）資産・資本効率改善に向けた企業のコミットメント、の2点に対する確度が高まってきていることから、不動産各社の資産価値（含み益）が株価に織り込まれる局面と判断。24.12期は中国分譲マンションなど海外は減速するものの、国内分譲マンションの大幅計上戸数増加もあり、高水準の利益成長を予想している。来年からの新中計で、持続的な成長見通しを示せるか注目とした。

★13:09　 双日－底堅い　インドネシアのジャワ1LNG火力発電所が商業運転開始
　双日<2768>が底堅い。同社は5日、インドネシア国営石油・ガス会社プルタミナなどと共同で進めてきた、ジャワ1LNG火力発電プロジェクトについて、火力発電所の工事をし、2024年3月29日より商業運転を開始したと発表した。
　
　同事業は発電施設とガス関連施設を一体として開発するGas-to-Powerとしてはアジア初のプロジェクトで、プルタミナ、丸紅<8002>、同社の3社が共同出資するＪＳＰが、インドネシア国営電力会社ＰＬＮに対して電力供給を行い、約430万世帯の電力需要を賄う見込みだとしている。