〔NY外為〕円、146円台後半(7日朝)
【ニューヨーク時事】週明け7日午前のニューヨーク外国為替市場では、米政権が打ち出した関税政策への警戒感がくすぶる中を、円相場は1ドル=146円台後半で小動きとなっている。午前9時現在は146円80~90銭と、前週末午後5時(146円83~93銭)比03銭の円高・ドル安。
ニューヨーク市場は、146円台前半で取引を開始。この日は米主要経済指標の発表がない中、米長期金利の動向を眺めた円買い・ドル売りの流れに傾いている。
トランプ米政権が前週発表した相互関税を受け、世界的な株安が継続しており、7日の東京株式市場では、日経平均株価は終値で過去3番目の下落幅となった。リスク回避ムードの広がりを背景に、安全資産として円を買う動きもあったもよう。
ただ、その後長期金利が上昇すると、円は上げ幅を縮小している。
一方、米ホワイトハウスのハセット国家経済会議(NEC)委員長は6日、米テレビのインタビューで、米政権が打ち出した一連の関税政策に関し、減免措置などの交渉を求め、50カ国以上が接触してきていると明らかにした。市場参加者は各国による交渉の行方を注視しているほか、週内に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)高官らの発言機会や、9日に発表される連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(3月18~19日開催分)にも注目している。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0970~0980ドル(前週末午後5時は1.0959~0969ドル)、対円では同160円90銭~161円00銭(同160円61~71銭)と、29銭の円安・ユーロ高。(了)
時事通信
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最終更新:4/7(月) 22:35