前場コメント No.4　トピー、アステラス薬、大和証Ｇ、ＤＩ、バンダイナム、アスカ

★9:05　 トピー工業－売り気配　通期最終益を下方修正　配当予想引き下げも発表
　トピー工業<7231>が売り気配。同社は26日、24.3期通期の連結純利益予想を従来の75.0億円から53.0億円（前期比16.2％減）に下方修正すると発表した。

　国内自動車メーカーの品質問題に伴う減産などの影響のほか、中国の景気減速に伴う持分法による投資損益悪化や、発電事業の廃止に伴う費用の発生したことを踏まえた。
　
　併せて24.3期通期の期末配当予想を78円から68円（23.3期末は68円）に下方修正すると発表した。年間配当予想は98円（前期は88円）となる。

★9:05　 アステラス製薬－続伸　胃癌治療薬が日本で製造販売承認取得
　アステラス製薬<4503>が続伸。同社は26日、ビロイ点滴静注用100mg（一般名：ゾルベツキシマブ（遺伝子組換え））について、CLDN18.2陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃癌を効能・効果として、日本において製造販売承認を取得したと発表した。
　
　同薬品により。新たな治療選択肢を提供することで、アンメットメディカルニーズの高い胃腺がんおよび食道胃接合部腺がんの治療に貢献するとしている。また、同社は複数の国と地域の規制当局に同薬品の承認申請を提出しており、当局で審査中だとしている。

★9:06　 大和証券Ｇ－3日ぶり反発　インドのノンバンク事業会社へ出資
　大和証券グループ本社<8601>が3日ぶり反発。同社は26日、インドでノンバンク事業を展開するＡｍｂｉｔ　Ｆｉｎｖｅｓｔへ約41.5億ルピー（約75億円、持分15％相当）の出資を行う事を決議し、同日付で諸契約を締結したと発表した。
　
　Ａｍｂｉｔ　Ｆｉｎｖｅｓｔはインド準備銀行よりライセンスを付与されており、インド全域にわたる165店超の支店網を通じて、中小零細企業およびそのオーナー向けに有担保・無担保ローンや中古商用車ローンを提供している。
　
　同出資により、今後さらなる市場の拡大が見込まれるインドのノンバンク事業の成長の果実を取り込むとともに、インドにおける金融包摂促進への貢献をめざすとしている。　

★9:07　 ドリームインキュベータ－5日ぶり反発　山口ＦＧの持分法関連会社へ
　ドリームインキュベータ<4310>が5日ぶり反発。同社は26日、山口フィナンシャルグループ<8418>との資本業務提携を発表した。

　同社の株主であるヴァレックス・パートナーズが、保有する同社株のうち210万株を市場外の相対取引で山口ＦＧに売却する。これにより同社に対する山口ＦＧの保有割合は20.07％となり、同社は山口ＦＧの持分法適用会社となる見込み。業務提携により、「ビジネスプロデュース×金融×地域」による新たな地銀ビジネスの確立や、地域活性化に資する事業の創造などに取り組むとしている。

★9:08　 バンナムＨＤ－3日ぶり反発　バンダイ、海外でカプセルトイ　米中心に80店以上新設＝日経
　バンダイナムコホールディングス<7832>が3日ぶり反発。27日付の日本経済新聞朝刊は、同社傘下のバンダイがは25.3期にカプセルトイを扱う店舗を海外で80店以上開く方針と報じた。

　記事によれば、米国を中心に新設し、海外店舗は130店舗と現在の2.6倍になるという。国内カプセルトイ市場は24.3期に訪日客の回復などで過去最高となる見通しのようだ。バンダイは日本アニメの世界的な人気を背景に、海外市場の開拓を急ぐとしている。

★9:11　 アスカ－4日続落　通期営業益を下方修正　減配も発表
　アスカ<7227>が4日続落。同社は26日、24.11期通期の連結営業利益予想を従来の23.0億円から15.0億円（前期比12.9％減）に下方修正すると発表した。

　自動車部品事業において、国内の自動車メーカーで稼働停止が継続した影響に加え、国内、海外ともに生産量が当初予想に比べ減少する見込みであることを踏まえた。

　1Qの連結営業利益は5.7億円（前年同期比2.2倍）となった。自動車部品事業において、国内で部品売上、海外で新型車種の立ち上がりに伴い金型売上が、それぞれ増加したことが寄与した。
　
　併せて24.3期通期の中間配当予想を25円から18円（23.3期上期は16円）、期末配当予想を35円から26円（23.3期末は44円）に、それぞれ下方修正すると発表した。