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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油高や主要企業の配当期待を受け続伸=BRICs市況

3/11 9:21 配信

ウエルスアドバイザー

 前週(4-7日)のロシア株式市場で、RTS指数(ドル建て)の7日終値は前日比0.04%高の1152.12、前週比では1日終値比2.70%高と、続伸した。
 
 週明け4日は指数が上昇、7日まで4日続伸した。
 
 週前半は、原油価格が低下、海外市場もまちまちとなったものの、主要企業が配当期待で買われ、上げを主導した。金鉱山最大手ポリウス・ゴールドや代金支払い決済サービス最大手キウィが急騰。その後は、依然、原油価格が弱含みとなったものの、企業の配当期待感が強く、買いが優勢となった。金融大手ズベルバンク(ロシア連邦貯蓄銀行)が上げをけん引。
 
 週後半は、ブレント原油先物が1バレル当たり83.7ドルに回復したことが好感され、買いが一段と強まった。四半期配当への期待感から石油大手ルクオイルが急騰、上げを主導。ただ、一部で利食い売りが見られたため、上値は重くなった。その後は値固めの展開。引き続き、主要企業が買われる中、一部で利食い売りが進んだ。個別銘柄では食品スーパー最大手X5リテール・グループが配当期待で買われた。
 
 週末8日は「国際女性デー」の祝日のため、休場。
 
 今週(11-15日)のロシア市場は引き続き、中東紛争やロシア・ウクライナ戦争(22年2月24日勃発)、中東・紅海でのイエメン武装勢フーシ派による船舶攻撃、西側の対ロ制裁などの地政学的リスク、原油・ガス相場、ルーブル相場、主要企業の配当政策などが焦点。このほか、原油価格に影響を与える13日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や14日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な経済発表の予定は13日の1月貿易収支と2月CPI(消費者物価指数)など。指数は1120-1200のレンジの動きが予想される。
 
<関連銘柄>
 RTS連動 <1324> 、WTI原油 <1671> 、ガス <1689>
 原油 <1690> 、野村原油 <1699>
 
提供:ウエルスアドバイザー社
(イメージ写真提供:123RF)
 

ウエルスアドバイザー

最終更新:3/11(月) 9:21

ウエルスアドバイザー

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