前場コメント No.5　ｎｏｔｅ、サーラ、カプコン、サワイＧＨＤ、ヨネックス、ケンコーマヨ

★9:17　 ｎｏｔｅ－大幅続伸　AIが炎上リスク忠告　弁護士コムと連携＝日経
　ｎｏｔｅ<5243>が大幅続伸。日本経済新聞電子版は8日、同社が投稿前のテキストを生成AIで分析し、炎上につながるリスクを検知して利用者に注意喚起する取り組みを今秋にも始めると報じた。

　記事によれば、オンライン法律相談サービスをてがける弁護士ドットコム<6027>と連携してトラブル回避の仕組みも構築するとしている。

★9:23　 サーラコーポ－急落　1Q営業益15％減　一部事業で苦戦
　サーラコーポレーション<2734>が急落。同社は5日、24.11期1Q（12-2月）の連結営業利益は25.4億円（前年同期比15.4％減）だったと発表した。
　
　エネルギー＆ソリューションズ事業、カーライフサポート事業およびアニマルヘルスケア事業の不調が響いた。

★9:24　 カプコン－大和が目標株価を引き上げ　成長率が一層高まるか注目
　カプコン<9697>が反発。大和証券では、成長率が一層高まるか注目。投資判断は「2（アウトパフォーム）」を継続、目標株価は2850円→2900円に引き上げた。

　2025年3月期には「MONSTER HUNTER WILDS」の発売があり、販売本数の増加に伴う業績の成長局面は継続すると予想している。現大和予想は販売本数と販売単価をKPIとして作成しているが、「MONSTER HUNTER WILDS」などを通じてマネタイズ手法の多様化が進み、1本あたりの売上が増加し、営業利益の成長率が一層高まるか、注目している。

★9:25　 サワイＧＨＤ－東海東京が目標株価を引き上げ　薬価引き下げの影響は軽微
　サワイグループホールディングス<4887>が続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、薬価引き下げの影響は軽微と指摘。投資判断は「Outperform」を継続、目標株価は5770円→7270円に引き上げた。

　東海東京では、薬価改定や不適切試験問題などのネガティブ要因を回避し、収益環境は良好と指摘している。本年4月の薬価基準は引下げ影響が1％と比較的軽微にとどまった点に注目。不採算品の見直しなどを受けて引上げとなった薬剤も多く、同業他社や過去の引下げ率（直近の引下げ率：2023年8.2％、2022年9.3％）からみても低水準となったという。九州工場で浮上した不適切試験問題では再発防止策等に関して製品回収や管理責任者の変更を余儀なくされたが、実質的に生産面でのペナルティーは無く、ネガティブな影響は比較的軽微だったと解説している。

★9:31　 ヨネックス－ＳＭＢＣ日興が新規に「アウトパフォーム」　バドミントン業界の雄、割安感是正期待
　ヨネックス<7906>が堅調。ＳＭＢＣ日興証券では、バドミントン業界の雄、割安感是正に期待。投資評価は新規に「1（アウトパフォーム）」とし、目標株価は1600円に設定した。

　スポーツ産業が成長する中、現在の株価は25/3期予想ベースでPER約13倍とヒストリカルでボトム圏であり、同業他社比でも割安とみている。中国売上構成比が大きいゆえに景況感悪化懸念が生じていると見ているが、概ね株価には織り込み済みと判断。利益成長が続き懸念が薄まれば今後の反転が可能とみて、24/3期営業利益予想を105億円（YoY+4.1％）と会社計画はやや未達も増益を予想。上期にて広告費の前年比増加が重石となったが、成長基調に大きな陰りはないと考えている。25/3期は116億円（+10.6％）と予想。基本的に日本や中国にてアフターコロナに伴うスポーツ業界の回復が期待可能と考えている。

★9:34　 ケンコーマヨネーズ－大幅高　キユーピーの上方修正を材料視　あじかんも高い
　ケンコーマヨネーズ<2915>が大幅高。キユーピー<2809>が5日に、24.11期の連結営業利益予想を従来の255億円から310億円（前期比57.4％増）に上方修正すると発表したことが材料視されている。

　キユーピーの上方修正は、主原料影響が当初想定より収益改善することなどが理由となっている。1Qの連結営業利益は81.5億円（前年同期4.9倍）だった。この発表を受け、キユーピー株には買いが殺到している。

　マヨネーズ大手の同社に対しても業績期待から買いが入っており、卵加工品などを手がけるあじかん<2907>も高い。