【ニューヨーク時事】週末5日午前のニューヨーク外国為替市場では、新規の手掛かり材料待ちの中、円相場は1ドル=155円台前半で軟調に推移している。午前9時現在は155円10~20銭と、前日午後5時(155円07~17銭)比03銭の円安・ドル高。
ニューヨーク市場の円は155円10銭近辺で取引を開始。海外市場で円は、日銀利上げ観測を受け、一時154円30銭台まで上伸。ただ、米長期金利の上昇を眺めて、ドルが対ユーロで買われた流れが円相場に波及し、円は売り戻された。
市場は、この後発表される9月の米個人消費支出(PCE)物価指数に注目している。米政府閉鎖の影響で同指標は発表が遅れ、当初は10月31日公表予定だった。市場予想(ロイター通信調べ)によると、PCE指数は前月比0.3%上昇、コアPCEは0.2%上昇と見込まれている。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1650~1660ドル(前日午後5時は1.1638~1648ドル)、対円では同180円80~90銭(同180円56~66銭)と、24銭の円安・ユーロ高。(了)
時事通信
最終更新:12/5(金) 23:34