＜米国株情報＞ウォルマートが支援するキャッシュバックアプリ大手ｉｂｏｔｔａがＩＰＯを申請

　小売大手ウォルマート＜ＷＭＴ＞が支援するデジタルプロモーション大手ｉｂｏｔｔａ（コロラド州デンバー）が２２日、ＳＥＣ（米証券取引委員会）に対し、ニューヨーク証券取引所へのＩＰＯ（新規上場）を申請したと明らかにした。証券コードは「ＩＢＴＡ」となる見通し。

　ｉｂｏｔｔａは会員が購入した特定の商品に対してキャッシュバックを行うアプリを提供している。清涼飲料大手コカ・コーラ＜ＫＯ＞や家電製造・販売大手ワールプール＜ＷＨＲ＞など８５０社と提携し、計２４００種類のブランド商品に関するプロモーションサービスを提供している。ウォルマートは２１年に同社の約２億５０００万ドルの新株予約権を取得して独占契約を結び、すべてのオンライン販売商品のキャッシュバックを提供している。

　目論見書では、ＩＰＯの実施日や公募・売り出しの規模、公開価格などの詳細を明らかにしていないが、市場はＩＰＯにより２０億ドル超の資金を調達する可能性があるとみている。

　ｉｂｏｔｔａの最近の業績は、２３年の売上高が前年比約５２％増の３億２０００万ドルで、純利益は３８１０万ドル。２０１２年に創業者兼ＣＥＯ（最高経営責任者）のブライアン・リーチ氏が創業した同社は、これまでに約１８億ドルのキャッシュバックの実績があるとしている。

＜関連銘柄＞
　ＮＡＳＤ投信 <1545> 、ＮＹダウ投信 <1546> 、上場米国 <1547> 、
　ＳＰＤ５００ <1557> 、ＮＹダウ <1679> 、ＮＹダウブル <2040> 、
　ＮＹダウベア <2041>

提供：ウエルスアドバイザー社