後場コメント No.3　メディ工房、フクシマガリレ、三菱自、川崎船、出光興産、関西ペ

★13:45　 メディア工房－ストップ高買い気配　ザッパラスが上方修正でストップ高　同社に連想買いか
　メディア工房<3815>がストップ高買い気配。ザッパラス<3770>が12日に、24.3期の連結営業利益予想を従来の2.5億円から2.9億円（前期は3.6億円の赤字）に上方修正すると発表したことが材料視されているもよう。

　ザッパラスは、メディア露出で注目度が高まった占い師が監修する占いコンテンツなどが堅調に推移していると説明した。また、同時に自社株買いも発表したことできょうは買いが殺到。足元もストップ高水準で寄り付いておらず、22万株程度の買い越しとなっている。

　同社は携帯やPC向けの占いコンテンツ配信を主力としており、連想買いが入っているようだ。

★13:55　 フクシマガリレイ－3日続落　エコメックを子会社化
　フクシマガリレイ<6420>が3日続落。同社は13日、エコメックの株式を取得し、子会社化すると発表した。

　併せて、エコメックの完全子会社である日本洗浄機を孫会社とする。同取得により、厨房業界におけるノウハウや経営資源を相互に活用することができ、グループの事業領域・事業規模の拡大が見込め、企業価値向上につながるとしている。なお、株価は軟調な地合いから売りが優勢となっている。

★14:01　 三菱自動車－続伸　三菱商事らとEV関連サービスのプラットフォーム運営会社設立へ
　三菱自動車<7211>が続伸。同社は13日、三菱商事<8058>、三菱ふそうトラック・バス（神奈川県川崎市）と共同で、電気自動車（EV）関連サービスをワンストップで提供するオンラインプラットフォームを運営する新会社イブニオンを設立すると発表した。

　関連する当局承認を経て、6月を目標に設立する。プラットフォームでは、EV充電設備やEV向け電力プラン、エネルギーマネジメントをはじめとして、EVの導入および運用をサポートする充電ソリューション、脱炭素コンサルティングサービスなどを「マ―ケットプレイス」で提供するとしている。

★14:08　 川崎汽船－ＭＳＭＵＦＧが目標株価引き上げ　好材料出尽くし感強まる
　川崎汽船<9107>が急落。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、好材料出尽くし感強まるとして、投資判断「Under-weight」を継続、目標株価を3000円から3100円に引き上げた。

　モルガン・スタンレーＭＵＦＧでは、コンテナ船業界の需給悪化リスクは、株価に十分織り込まれていないとして、海運業界の業界投資判断Cautious、投資判断UWを再強調。新造船供給圧力に対する見方は変わらず、中東の地政学リスクが2025年には落ち着くことを前提に、2025年の船腹稼働率は69.5％と歴史的な低水準にまで悪化すると予想している。24-25年度のモルガンスタンレー予想ベースの配当利回りは2-3％であり、利回り株として投資妙味は決して高くないと判断。ただし、中東の地政学リスクを背景に、コンテナ船の運賃前提を引き上げたことから、目標株価は引き上げている。

★14:13　 出光興産－底堅い　持続可能な航空燃料製造の豪企業に出資
　出光興産<5019>が底堅い。同社は13日14時、豪州クイーンズランド州などで持続可能な航空燃料（SAF）の製造を推進するＪｅｔ Ｚｅｒｏ Ａｕｓｔｒａｌｉａに出資し、戦略的パートナーとして協業を進めることに合意したと発表した。

　海外におけるSAF製造案件への出資は、同社にとって初となる。SAFのグローバルなサプライチェーン構築に向けて知見を蓄積し、安定的な供給体制の確立をめざすとしている。

★14:27　 関西ペイント－5日ぶり反発　人工タンパク質素材を開発するＳｐｉｂｅｒに出資
　関西ペイント<4613>5日ぶり反発。同社は13日、人工構造タンパク質素材を手がけるＳｐｉｂｅｒ（山形県鶴岡市）に出資したと発表した。

　併せて、構造タンパク質を用いた塗料分野の新素材、新技術の開発に向けて投資契約を締結した。同社がこれまでの塗料開発で培ってきた技術に、Ｓｐｉｂｅｒ独自の技術プラットフォームおよび開発・生産を行う人工構造タンパク質素材「Brewed Protein」を融合させることにより、社会課題の解決に向けた新素材、新技術の開発・実現をめざすとしている。