後場コメント No.3　日本オラクル、商船三井、丸八倉、セルシス、東レ、伊藤忠

★13:24　 日本オラクル－反発　サステナビリティを推進するソリューションを発表
　日本オラクル<4716>が反発。同社は8日12時、「Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management」の新しいソリューションである「Oracle Cloud EPM for Sustainability」を発表した。
　
　組織全体のデータ、計画、目標を結び付け、成果を最適化するために複数のシナリオをモデル化することで、経営層はサステナビリティに対する目標を達成するのに必要な知見を得ることができるとしている。

★13:49　 商船三井－反発　アフリカ最大級のベンチャーキャピタルへ出資
　商船三井<9104>が反発。同社は8日、アフリカにおけるグループ事業拡大を目指し、アフリカ最大級のベンチャーキャピタルであるＮｏｖａｓｔａｒ　Ｖｅｎｔｕｒｅｓ（英国）が運営するアフリカスタートアップ向け投資ファンドへ出資すると発表した。
　
　同ファンドへの出資を通じ、パートナーとなり得る有望なスタートアップ企業などの最新情報を獲得し、成長分野での同社の事業展開加速につなげるとしている。

★13:50　 丸八倉庫－底堅い　1Q営業益49％増　各事業が堅調
　丸八倉庫<9313>が底堅い。同社は5日、24.11期1Q（12-2月）の連結営業利益は1.5億円（前年同期比48.5％増）だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は25.5％。

　物流事業で各種経費の削減、既存顧客との取引拡大や新規顧客の獲得に努めたほか、不動産事業では不動産賃貸料収益の増加に努めた結果、両事業ともに前年同期比増益で着地した。

★13:51　 セルシス－大幅反発　3月度のCLIP STUDIO PAINTサブスクARRは前月比2.4％増
　セルシス<3663>が大幅反発。同社は8日13時、CLIP STUDIO PAINTサブスクリプション売り上げの3カ月移動平均ARR（年間経常収益）について、3月度は34億3900万円（前月比2.4％増）だったと発表した。ARRは過去最高となった。

★13:56　 東レ－3日続伸　ポリマー結合型の新規抗がん剤を研究開発
　東レ<3402>が3日続伸。同社は8日、慈恵医大および帝京大学それぞれと共同で行った非臨床研究において、ポリマー結合型抗がん剤が、複数の固形がん種に対して強い抗がん作用を示すこと、さらに、既存のアンスラサイクリン系抗がん剤に認められる心毒性をはじめとした複数の毒性が顕著に低減することを確認したと発表した。
　
　一日でも早く患者へ同剤を届けるべく、同社は、臨床開発を推進していく提携先の探索を現在進めており、2030年代の実用化をめざすとしている。

★14:01　 伊藤忠商事－底堅い　建築設計者とメーカーをつなぐマッチングプラットフォームを開設
　伊藤忠商事<8001>底堅い。同社は8日、建築・設計分野において、構造設計の設計者と部材メーカーをつなぐマッチングプラットフォーム「設計コミュニティ」を開設し、サービスの提供を開始したと発表した。
　
　設計者は、部材・工法の最新情報へのアクセスが可能となるほか、メーカーへの相談、設計協力の依頼、複数社からの見積り取得などをワンストップで行うことができるという。部材メーカーは、潜在顧客である設計者と直接つながることで、早期の案件把握・営業機会を創出することが可能となるとしている。
　
　同プラットフォームは構造設計領域を対象としているが、将来的にはデザイン設計・設備設計・省エネ設計・インフラ土木設計など、多様な領域に対応できるようサービス拡充を検討していくという。